歩道の無い道路では、人が最優先のはず

下校中の小学生の列にトラックが突っ込み2人が死亡するという、痛ましい事故が起きました。

どうやら加害者は、飲酒&居眠り運転だったとのこと。まずはこの運転手の行為が、言語道断です。

また事故現場は、車が走る横を子どもたちが恐る恐る歩く狭い道路でした。この構造こそが最大の問題です。

道なんてのは、もともとは、人が歩くための通路だったはず。

ところがいつのまにか、人と車がともに利用する道では事実上、力の強い車の方が主役になってしまいました。

歩道と車道がどうしても区分できない道幅なら、その道では車がスピードを出せない設計や工夫が必要です。

残念ながら今回の現場は、見通しの良い直線道路。子どもの脇を凶器が高速で次々に走り抜ける場所でした。

加害者の運転手は罪を認めています。認めれば許されることではありませんが、まあ認めないよりはマシです。

どこかの上級国民の様に、どのような証拠が提示されようと、証拠の方が間違っているという人もいますから。

職業運転手には、飲酒や健康チェックが必須でしょうけど、それよりも、今回のような道路をどうするかです。

さまざまなヒヤリハットと同様に、個人の注意や努力に頼るのではなく、事故が起こり得ない道にすべきです。