高齢者以外への新型コロナワクチン接種計画始動

菅首相が今日、「10月から11月にかけて、希望する方すべて(のワクチン接種を)を終える」と述べました。

党首討論で「マウント」をとるために広げた大風呂敷か、ともかく自治体はいま、てんてこ舞いでしょう。

「7月末までに高齢者の接種を終える」という前回の大風呂敷はしかし、意外なことにほぼ実現しそうです。

ただしそのために、多くの自治体が混乱し、市民が迷惑し、医療機関も振り回されました。

熊本市でいうなら、初期の予約システムの「運用ミス」が尾を引いて、まだ完全には収拾が付いていません。

そんな熊本市ですが、国の方針に沿う形(?)で、65歳未満への接種計画を本日発表しました。具体的には、

・第5期(7/26〜8/15):60歳以上、基礎疾患のある方、障がい者

・第6期(8/16〜9/5):45歳以上

・第7期(9/6〜9/26):30歳以上

・第8期(9/27〜10/17):30歳未満

3週間ずつ設定された各期はすべて1回目の接種期間であり、2回目はその「3週間後以降」となります。

つまり、第6期では第5期の2回目が、第7期には6期の2回目が、8期では7期の2回目が「かぶって」きます。

対象がかぶっている時に接種枠が足りるのか、「2回目難民」は出ないだろうかと、すでに私は心配です。

さらに言うなら第8期やその3週間後は、例年だとインフルエンザワクチン接種のピーク時期です。

互いのワクチンの接種間隔を2週間あけることが必須条件なら、かなり複雑な予約受付作業になりそうですね。