ある時はPCR検査を、また別の時間帯には新型コロナワクチンを接種、そんな毎日です。
以前から危惧していた通りの、一般診療+発熱外来+ワクチン接種の「鼎立」状態です。
ファイザーのワクチンは、週に2回、月曜と木曜日に、それぞれ火〜木と金〜月の接種分が納入されます。
解凍開始直後の状態で届くので、受け取ったらすぐに、薬品用保冷庫(冷蔵庫)に格納します。
接種用のシリンジと注射針、および希釈用生理食塩水と希釈用シリンジも、ワクチンと一緒に届きます。
シリンジはいつも、「SHINVAシリンジ1ml」が、ちょうど接種人数分だけ届きます。
発売元は「T.H.Mアライアンス」という日本の会社ですが、パッケージには「MADE IN CHINA」とあります。
注射液を押し出す「押し子」の先端が突起状であり、筒先の中の液まで押し出せる「ローデッドタイプ」です。
注射針もいつも、「ミサワ医科工業」の、25G × 1インチの、ショートベベルが、やはり人数分だけ届きます。
「G (ゲージ)」は針の太さを表します。今回の注射量が0.3mlなので、細めの25Gを選択したのでしょう。
針の長さ1インチ(25mm)はかなり長いですね。筋骨隆々な方以外では、根元まで刺したら深すぎます。
針の先端角度は、皮下注射の際には尖った「レギュラーベベル(RB)」を選ぶのが普通です。
しかし筋注用に届いたのは、比較的先端が鈍な「ショートベベル(SB)」のものでした。
実際に使ってみると、皮膚から筋肉を刺すのに適度な抵抗がありますが、意外と嫌いじゃないですね。
たぶん、SB針の方が筋肉組織の損傷が少ないのかな、と思って納得してますが、根拠はありません。
多くの被接種者が注射後に、「えっ、もう終わったんですか」と驚かれますから、この針で正解なのでしょう。
意外と痛くなかったでしょう。でも大丈夫。今夜から痛みますから、と余計な説明を加えておきます。