ワクチン接種の可否は、問診医が決めます

新型コロナワクチン接種の予診票が、少しだけ簡単になります(今後印刷される分からです)。

「現在、何らかの病気にかかって、治療(投薬)などを受けていますか」という設問のその次の、

「その病気を診てもらっている医師に今日の予防接種を受けてよいと言われましたか」の問いが廃止されます。

「この設問があることで、事前に医師への問い合わせが必須であるとの誤解を生じている例がある」と厚労省。

「医師によいと言われたか」という設問なのに、「問い合わせが必須だとは言ってない」とは屁理屈ですね。

「誤解の例がある」と問題を矮小化するわりに、キッパリ規定を変えるようです。

当院かかりつけの方の多くが当院で接種するので、この手の問い合わせは多くはありませんが、時々あります。

今後、「基礎疾患を有する方」への接種が始まったら大変。だから今のうちに予診票を修正したわけですか。

ともかく今回、「事前の医師への問い合わせは必須ではない」という厚労省の見解が示されたわけです。

従来の予診票の「医師のOKはあるか」に対して「いいえ」と書いてあっても、問診医の判断で接種可能です。

新型コロナワクチンですらこうなのですから、従来のワクチンも同じ考えで良いですよね。覚えておきます。