新型コロナワクチンの接種について、ご高齢の方からの問い合わせが増えてきました。
(1)ここで接種できますか/いつから予約できますか/今日予約できますか
(2)持病があるのですが接種できますか
前者は一刻も早く接種したい方ですが、問題は後者のように微妙な誤解をして躊躇している方です。
持病がある方にこそ、接種をオススメします。新型コロナに罹ると、重症化しやすいとされているからです。
重症化を防ぐことが、ワクチン接種の目的です。「高齢+持病」のダブルのリスクがあれば、なおさらです。
生活習慣病などの基礎疾患のある方はワクチン接種の何が心配なのか、何人かに尋ねてみました。
するとどうやら、持病があるとワクチンによる副反応が強く出のではないかと、心配しているのです。
つまり、新型コロナに罹ることよりも、ワクチンの副反応の方を恐れているのです。
たしかに日本人には、感染症よりもワクチンの副反応に敏感に反応する体質があります。
さらに厚労省にも、副反応を減らすためなら感染症の予防は二の次、と考えているフシがあります。
現にインフルエンザワクチンは、副反応を減らすために、欧米よりもだいぶ弱められたものを使っています。
副反応騒ぎを回避するために、毎年3千人が亡くなっている感染症を予防するHPVワクチンを、止めています。
感染症予防よりも副反応回避を優先するとは、まるで王よりも飛車をかわいがるような、へぼ行政です。
そんなことを続けて来たものだから、国民はますます副反応にばかり敏感になってしまったのです。