<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3356.html" target="_blank" title="熊本市医師会PCRセンター">熊本市医師会PCRセンター</a>に、2カ月ぶりに出動してきました。昨年8月以来、5回目のご奉公です。
PCRセンターの外来受入検査枠は、感染拡大に伴って当初の1日20人から徐々に増え、今では50人まで可能。
ですがおそらく、1月をピークに減っています。2月に私が出動したときは30人台、今日はわずかに7人でした。
とは言え、全国の感染確認数は明らかに増えており、第4波に向かっています。熊本でも怪しい雲行きです。
来週5日からの1か月間、大阪府、兵庫県、宮城県に対して「まん延防止等重点措置」の適用が決まりました。
この3府県で済むはずもなく、やがて東京都を含む各地で適用されることになるんでしょうね。
首相「緊急事態宣言に至ることを防ぐための、そしてまた感染拡大を防ぐための措置であります」
記者「今回の措置で十分な効果が得られなかった場合、再び緊急事態宣言を出すことは検討されるのですか」
首相「ですから、緊急事態宣言に行かないような、また感染拡大防止につながるような、対応策であります」
「まん防」決定に際して記者会見(質疑応答)が行われましたが、首相に真摯な返答を期待するだけムダです。
緊急事態宣言に至ることを防ぐための措置なのだから、緊急事態宣言に至ることは議論も想定もしません。
いまから取りかかろうかという施策が失敗する可能性など、間違っても口にしない、「言霊」の国なのです。
悪い展開は想定せず、物事は常に良い方向に進む前提です。結果的にうまくいかなかったら、想定外なのです。
「後手後手」だと叩かれてきた昨年来のコロナ対策は、残念ながら未だに「先手先手」とは言いがたいですね。