写真や動画の撮影には、あとで見る時間など考えてない

孫や愛犬の可愛い姿は、つい写メしたくなりますね(ていうか、孫と犬を一緒にするのもアレですが)。

すばらしい風景、珍しい光景、面白い出来事、決定的な瞬間に出くわすと現代人は、すぐに撮影を開始します。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-52.html" target="_blank" title="肉眼で見て">肉眼で見て</a>、網膜に焼き付け、感動に浸り、記憶に留めて済ませる、ということが今の人にはできません。

大切なシーンをわざわざディスプレイ越しに見て、記憶することよりもまず、記録することに徹します。

しかし、山や海の絶景でプロの写真にかなうはずもなく、いくら上手く撮ったって絵はがきに負けます。

なのに自分の手で撮影をするのは、その時その場所でその光景を自分が見た証を残したいからかもしれません。

そしてその証を、SNS等を通してなるべく早く、できればリアルタイムでアピールしたくなるわけです。

本来は記録のための写真や動画の撮影だったのが、いまや、発信や共有に比重が移っています。

かく言う私も、記録媒体の容量がどんどん増えていることも手伝って、後先を考えず撮影をし続けています。

毎晩のブロッコリーの盛り付けや、愛犬・花ちゃんの寝相など、どうでもいいような写真も含まれます。

その結果、所有する画像や動画量が膨大になりすぎて、あとでまた全部を鑑賞する時間など、もうありません。

たまにiPhoneが、写真やビデオをピックアップして、勝手にアルバムを作って動画にしてくれたりしますよね。

余計なおせっかいだと以前は思ってましたが、最近はむしろ、その面白い「まとめ」動画がありがたいのです。

新型コロナワクチンの接種、ついに日本でも始まる

新型コロナワクチンの接種が、ついに始まりました。まずは、一部の医療機関における「先行接種」から。

日本の被接種者第1号として報じられたのは、「国立病院機構東京医療センター」の新木病院長。

彼は接種後に「これまで受けた予防接種で一番痛みがない」とコメント。過去の接種を全部覚えとるんかい。

よく見ると、ガスケットの先に飛び出しのある、ニプロの「ローデッド」シリンジ(青)1mlを使ってますね。

アスクルで買うと、100本で1,600円ぐらいのヤツです。針はオレンジなので太さ25G、長さは多分1インチ。

針の刺入角度は60度ぐらいでしょうか。根元まで刺入した後で、血液の逆流(逆血)がないかを確認。

その後、5ミリ程度針を抜いて浅くして薬液を注入していましたが、私には違和感がありました。

報道陣を前にした、熟練医師による上手な接種手技なのでしょうけど、標準的な筋注法ではないと思います。

三角筋への筋注では、シリンジをペンホールドにして、針は垂直に刺入するものと私は思っていましたから。

週に2,3人、HPVワクチンの接種を私は行っていますが、ペンホールドにしないと皮膚に垂直には刺せません。

ペンホールドは、一見すると乱暴に見えますが、そんなことはありません。むしろ感覚的には繊細です。

外国での接種映像を見ると、ペンホールドどころか、人差し指を押し子に乗せたままで刺入してますからね。

たぶんその方法が、もっとも素早く接種できる手技でしょう。もはや逆血の確認など、不要なのです。

今後日本中で、慣れない筋注が行われるわけですが、針が浅くて皮下注になる例が出てきそうな気もします。

今日報道された東京医療センターの手技が標準と思われると困ります。

厚労省は、筋注手技の動画(たぶん、垂直接種?)を準備中とのこと。早く公開してくださいね。

みんなで「MacBook Pro M1」レビュー

買うか、すぐ買うかで悩んでいた「M1チップ搭載 MacBook Pro」を、やっぱり買ってしまいました。

「M1チップ」と言っても、漫才機能に特化したCPUじゃないですからね。って、どんなCPUやねん。

Appleが新開発した集積回路「Apple Silicon」のことです。実際の製造を請け負ってるのは台湾TSMC。

Intelと決別してApple自身がCPUを作ると昨年発表したとき、驚きと同時に懐疑的な意見も出ていました。

ところがすぐにM1搭載機が実際に発売され、その「爆速」ぶりに業界は2度驚いたというわけです。

もう何年もかけて、秘密裏に開発・準備してたってことですよね、そのそぶりも見せずに(M1 知らんぷり)。

本当は、15インチMacBook Proの登場まで我慢するつもりでしたが、待ちきれずに13インチを買いました。

いつものようにMacの出荷元は上海。なので開封の儀は、念のためアルコール綿で拭きながら行いました。

さて、M1 Macの優れたところは山ほどありますが、ここは敢えて、ツッコミどころについて書いておきます。

まず、ソフトウェアの対応が途上です。実際に困るのは一部のソフトだけですが、たとえばATOKがそれ。

この点は時間の問題なので、待てば済む話でしょうけど、しばらくは快適性が損なわれます。

最新Macなのにデザインに変化がなさ過ぎる、という「苦情」も出ています。洗練の余地がないということか。

ヘッドフォンジャックの他には、ケーブルを差し込む穴(「USB 4」ポート)がたった2個だけという潔さ。

以前の機種よりも一層、シンプルさを追求しています。M1なのにツッコミどころが最小限なのです。

新型コロナワクチン「コミナティ」見参

新型コロナのワクチンの接種がついに、日本でも始まります。待ってました〜ぁ、というのが私の率直な感想。

ファイザーのベルギー工場で製造されたワクチンが、ANAのB787に乗って日本(成田)に届いたのは3日前。

輸送状況等の画像や動画をファイザーがアップしていますが、これが航空機ファンには、お宝ですね。

それがNH9648便で、その機材がJA891Aで次の日からジャカルタ3往復したこともチェックしておきます。

ワクチンの一般名は「コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2)」。瓜人?

その一般名とは打って変わって、ワクチンの商品名は「コミナティ筋注」。なんか急に親しみが持てますね。

「コミナティ」命名の由来はおそらく、「小湊」に現れた「マナティ」、だと思いますウソ。

本当は「COVID-19、mRNA、コミュニティ、免疫(immunity)という用語を組み合わせた」とか。ふ〜ん。

欧州人が「COMIRNATY」と命名したのを「日本語化」したわけですが、でもその発音でいいわけ?

ネットで外人の発音を聞いたら「コマーナティ」でした。ですよね、そのスペルなら。だれが小湊にしたの?

なかには「コマネチ」で良いという知人もいる。あー、たしかにその方がずっと原音に近いかも。

添付文書を見ると、薬剤容量は0.45ml。これを生理食塩液1.8mLにて希釈して<a href="計算通りに薬液を吸い出すのは無理だって、みんな思ってましたよ" target="_blank" title="0.3ml筋注">0.3ml筋注</a>せよ、とあります。

じゃあ合計2.25mlになるんですね。もしかすると、普通のシリンジでも6回分とれるような気がしてきました。

明後日には先行接種が始まります。6回分とれるのかどうかも含めて、色んな意味で大注目です。

シャープのマスク、また当選したけれど

シャープ製マスクの第41回抽選に当選したと、先週「シャープマスク抽選販売事務局」からメールが来ました。

一度応募すると抽選を受ける権利が自動的に続くので、前回の第22回に次いで、今回は2度目の当選です。

マスクは2箱まで購入できるようになっていました。

1箱だけ買う場合は以前と同じ価格で、税・送料込みで3,938円(1枚当たり約79円)と異常に高額です。

ところが、2箱買えば送料無料で税込5,500円(1枚当たり55円)。まだ高いにしても、大幅値引きです。

さらに「マスク定期便サービス」というのが始まっていました。毎月届いて送料無料。

1箱30枚で1,650円(1枚55円)なので、抽選で当たって2箱買うときと同じ価格で買えることになります。

つまり、誰でも買える定期便では1枚55円で売っておきながら、当選者には79円で売りつけているわけです。

もはや当選したメリットは全くないばかりか、逆に高い買い物をさせられることになります。

公平のためにいまさら価格改定ができないのであれば、もう、抽選販売はやめたらどうですか。

そもそも1枚55円だって、いまどき高すぎです。初期設定価格に引きずられて、身動き取れないのでしょうか。

上質なサージカルマスクを作ったのは良いですが、情勢変化への適応がどうも、シャープじゃないんですよね。

「Clubhouse」始めたのに、ちっともハマらない

音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」は、私も数日前から始めたのですが、ほぼ使いこなしていません。

ラジオのように聞き流すだけでも面白いと評判ですが、その面白い「ルーム」がなかなか見つからないのです。

有名人とか芸能人とかのしゃべりを聞いたりもしましたが、ガヤガヤしてるだけで、なんかつまんない。

自分と同じ趣味の人たちが深い話をしてたりすると、これは当たりです。ずっと聞き耳を立ててしまいます。

でもやがて、雑談の質が落ちて、どうでもいいダラダラモードになってきたら、そっと退室です。

放送ではなく、個人間のお喋りというテイなので、どうしても言葉遣いが乱暴になりがちなのもイヤですね。

Clubhouseの運営会社が、ルーム内の全ての会話を録音・保存していることが、いま問題になっています。

規約には書かれているとはいえ、なんか恐ろしい。自由にしゃべらせておいて全部録音するなんて。

利用者が録音するのは禁止されていますが、技術的には簡単なこと。そのうち流出騒ぎも出てくるでしょう。

文字ベースのSNS等では、保存や拡散をされるリスクがあるので、誰もがそれなりに注意して書いています。

しかし喋る内容なんて、ノリや弾みで失言や暴言も飛び出すわけで、それを録音されるのは厳しい話。

あとになって取り消したり弁解しても、問題発言の部分だけが切り取られて拡散しちゃうんでしょうね。

Clubhouseって、これからトラブルが噴出してきそうな気がします。

チック・コリア死去

チック・コリアさんが亡くなりました。79歳。

大好きなジャズピアニストでした。私が所有するジャズ系のレコードは、ほとんどがチックのものでした。

高校時代までは彼のことはまったく知りませんでしたが、大学時代に友人の影響を受けてファンになりました。

とくに、彼が弾くキーボード「Fender Rhodes」の音色に、どういうわけか私はハマってしまいました。

最初にチックのライブに行ったのは、1980年の夏の「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」です。

これは当時、世界のジャズマンが日本に集まって毎年開催されていたジャズフェスです。

東京・田園コロシアムなどのほかに、ときどき福岡公演もあったので、80年のそれを見に行きました。

福岡公演と言っても、熊本です。会場は三井グリーンランド(当時)でしたから。

良い席を取るために前日の夕方からゲート前に陣取って、友人らと宴会などしながら徹夜で開場を待ちました。

当時、チック・コリアがあまりにも好き過ぎていた頃なので、チック以外の参加者はほとんど覚えていません。

渡辺貞夫や日野皓正、ソニー・ロリンズやスタンリー・クラークとかも、来てたんじゃなかろうか。

会場で知り合ったチック・ファンの若者がいて、休憩中にステージに上がるという暴挙に付き合わされました。

でもおかげで私は、Tシャツの背中に、チックのサインをゲットしたのでした。

その記念のTシャツを、ずっと10年以上は愛用していたはずですが、気がつくと家人が処分していました。

たしかにくたびれていたし、背中のサインも「C〜」にしか見えませんでしたが、私には貴重品だったのに。

彼の音楽には、ジャズもフュージョンもクラシックやロック調もありますが、すべてにラテンが顔を出します。

そのギョロッとしたイタズラっぽい目を最後に見たのは、7年前にゲイリー・バートンと来日した公演でした。

場所はアクロス福岡。木曜日。なので白状しますが、その日臨時休診した理由は、そういうコトだったのです。

地域のみなさま、チックに免じてご勘弁を。そして、チック・コリア氏の、ご冥福をお祈りいたします。

マスクはファッションではない、ってこと

マスクの素材としては布よりも不織布の方が良い、という常識がようやく、公認されつつあります。

いつもオシャレな布マスクだった小池都知事が、今じゃサージカルマスクで記者会見に臨んでいますからね。

アベノマスクよりやや大型の布マスクをしていた菅首相も、今は白いサージカル。他の大臣らも同様です。

かつてマウスシールドを装着していた田村厚労相などは、2段階改善しています。

まあそこまではヨシとしても、残念ながら多くの方が着け方を間違えてますね。

一般に、濾過機能が優れているマスクほど空気抵抗が大きく、マスク周囲から空気が出入りしやすくなります。

したがって、サージカルマスク装着のキモは、マスクの周囲、とくに鼻の両側に隙間を作らないことです。

そのためには、内装されているワイヤーを曲げて、鼻と頬のラインにフィットさせなければなりません。

これが上手くいくと、隙間が埋まるだけでなく、ずり落ちにくくなるし、眼鏡も曇りにくくなります。

マスクを着けたら眼鏡が曇って困ると嘆いている人は、吐息が抜けていることを公言しているようなもの。

そのような人に近付く時は要注意です。

中川医師会会長を見ると、喋る時にマスクが口に吸い付いているのがわかります。フィットしている証拠です。

河野規制改革相は、オシャレにしたいのでしょうか、白いサージカルマスクの上に布マスクを重ねています。

有効性も高いとは思いますが、油断してしまったのか、ワイヤーの折り方が足りないようにも見えます。

コロナの予防は、手指消毒よりも何よりも、マスクが大事だとわかっています。マスクの装着法は大事です。

計算通りに薬液を吸い出すのは無理だって、みんな思ってましたよ

新型コロナワクチンの、1バイアル(瓶)当たりの接種回数が、6回から5回に減らされることになりそうです。

バイアル内の1.8mlの薬液を0.3mlずつ吸って6回接種するのが、シリンジ(注射器)の構造上難しいからです。

こう言っちゃナンですけど、そんなことは日本中の医療従事者が、だいぶ前からわかってましたよ。

分かってなかったのは厚労省です。接種できる人数が6分の5に減りますけど、接種計画はどうするんですか。

どのワクチンでも、そのバイアルから最大限の薬液を吸い出して使うように、内容量が設定されています。

たとえばインフルエンザワクチンの場合、メーカー差はありますが、1バイアルには1.1ml程度入っています。

通常は、シリンジに0.5ml+αを吸い出し、エア抜きして接種します。シリンジに少し、薬液が残ります。

もともと薬液量に余裕があるので、成人の接種量である0.5mlを2人分吸い出して接種することは可能です。

これがもしも、バイアルにワクチンが1.0mlちょうどしか入っていなかったら、2人分接種するのは無理です。

だからコロナワクチンでは1.8mlバイアルを0.3mlずつ6回分接種すると聞いて、すぐに思いました。無理だと。

報じられているようにシリンジの構造上の問題もありますが、エア抜きでロスできないのも難しいものです。

政治家や厚労省のお役人には、臨床現場の最前線で働いている人の声は、すぐには届かないんですかね。

現場の人間にはすぐにピンとくることが、こんなに時間がかかって伝わるとは、先行き思いやられます。

「必要悪」Windowsパソコンを購入

「 Office付きの」Windowsパソコンを買いました。たぶん、人生初のことです。

職場も自宅もMacばかり。何台か「業務用」のWindows機もあるのですが、Officeが入っていませんでした。

表計算は、通常はMacのNumbersか、どうしてもExcelが必要な場合はMac版Excelを使っていました。

ところが、厚労省の申請書に使うWindows版のExcel文書が、そのいずれのソフトでもうまく開けないのです。

枠がズレたり参照や関数やマクロが機能しなかったりして、申請書がまともに仕上がりません。

いや、Mac版Excelの方はうまくいってたかもしれませんが、本当に正しく仕上がったかどうかが心配です。

そんなわけで、今後もお役所の「Excel申請書」は続くのだろうと、ついに諦めての、今回のPC購入です。

富士通の、やたら軽くて異常に赤いノートPCが届きました。さっそく今日は、セッティングです。

電源を入れたら音声ガイダンスが流れ、それに従ってWi-Fiにつなぎ、設定を進めていきました。

途中で不明点があり、やおら「スタートガイド」を開くと、セットアップ中はネットに接続するな、とある。

いやいや、今頃それを言われてもね。「コルタナ」さんの言う通りに作業したら、この始末ですよ。

で、スタートガイドを無視して強行すると、結果的には初期設定はすぐに完了できました。良かった。

さて、厚労省の申請書をExcelで開いてみると、これが実に正しく開けるんですね(当たり前だけど)。

そのWindows版申請書にサクッと入力して、出てきた数字だけをMac版の申請書に転記すれば完成です。

これはいい。Windowsで作業してMacで仕上げる。ていうかMacユーザーって、こんなに苦労してるんです。