マスクはファッションではない、ってこと

マスクの素材としては布よりも不織布の方が良い、という常識がようやく、公認されつつあります。

いつもオシャレな布マスクだった小池都知事が、今じゃサージカルマスクで記者会見に臨んでいますからね。

アベノマスクよりやや大型の布マスクをしていた菅首相も、今は白いサージカル。他の大臣らも同様です。

かつてマウスシールドを装着していた田村厚労相などは、2段階改善しています。

まあそこまではヨシとしても、残念ながら多くの方が着け方を間違えてますね。

一般に、濾過機能が優れているマスクほど空気抵抗が大きく、マスク周囲から空気が出入りしやすくなります。

したがって、サージカルマスク装着のキモは、マスクの周囲、とくに鼻の両側に隙間を作らないことです。

そのためには、内装されているワイヤーを曲げて、鼻と頬のラインにフィットさせなければなりません。

これが上手くいくと、隙間が埋まるだけでなく、ずり落ちにくくなるし、眼鏡も曇りにくくなります。

マスクを着けたら眼鏡が曇って困ると嘆いている人は、吐息が抜けていることを公言しているようなもの。

そのような人に近付く時は要注意です。

中川医師会会長を見ると、喋る時にマスクが口に吸い付いているのがわかります。フィットしている証拠です。

河野規制改革相は、オシャレにしたいのでしょうか、白いサージカルマスクの上に布マスクを重ねています。

有効性も高いとは思いますが、油断してしまったのか、ワイヤーの折り方が足りないようにも見えます。

コロナの予防は、手指消毒よりも何よりも、マスクが大事だとわかっています。マスクの装着法は大事です。