『天国と地獄 〜サイコな2人〜』を、とりあえず観ました

日曜夜9時からのTBSの日曜劇場『天国と地獄 〜サイコな2人〜』が始まりました。(ネタバレあります)

韓国映画『パラサイト』を観たときに黒澤明監督の『天国と地獄』を思い出したことを、いま思い出しました。

それはともかく、日曜劇場はハズレがないので初回ぐらい見とこうか、的なノリだったのですが、う〜ん。

主人公2人が入れ替わるという設定が私には、細かい矛盾が気になって、見てて苦しくてしょうがないですね。

たぶん第2話以降も、その矛盾に苦しみながら観ることになるのでしょう。自分の性分を呪います。

階段転落での「入れ替わり」は、これが『転校生』のパクリはなく、オマージュだと言いたいのでしょうか。

ならば最終回で何が起きるかも、だいたい見当が付きます。

冒頭近くのシーンで、地下鉄の乗客がみなマスクを着けている場面には、新鮮な驚きを感じました。

他の多くのドラマが、コロナが存在しない世界を描いているのに、このドラマはその点では正直です。

と高評価したものの、捜査会議のシーンとか、他の3密な場面でマスクが無いのは画竜点睛を欠きましたね。

結局、マスクなどは取って付けただけで、今風感を出すための小道具でしかかなったのでしょう。

入れ替わりとか、タイムスリップは、私のような理屈っぽい人間には我慢ならない矛盾に満ちた設定です。

むしろ超能力とか、神とか、魔界みたいな、理屈が通らない題材の方が、よっぽど私はのめり込めますけどね。