質問には、まず真っすぐ簡潔に答えましょう

緊急事態宣言下の東京都の小池知事は昨日、次の様に語りました。

「コロナはカレンダーを持っていない。もう一つ持っていないものが時計でして、ですから、午後8時であろうが、お昼間であろうが、不要不急の外出はお控えくださいと、ずーっと前から、言ってます」

これを聞いた人の反応はたぶん、「うまいこと言うねぇ」か、「うまいこと言ってんじゃねぇよ」でしょうね。

私は後者。ていうか、うまいとも思いませんが、小池氏はまた、こうも言いました。

「コロナは県境がどこなのかわからない、というのもポイント」

あなたこそポイントをはずしてませんか、小池さん。いま求められているのは、へたな例え話じゃないでしょ。

小池氏を「アピール上手」だと持ち上げる方もいますが、私はいいかげん辟易しております。

妙なキャッチフレーズや語呂合わせが、わかり易いというよりくどい、見苦しい。なんなら幼稚。

それに輪を掛けてひどいのが、菅首相です。昨日の記者会見の、グダグダな質疑応答にはガッカリしました。

記者からの質問に対して簡潔に即答することがなく、まずムダな前段の説明から入り、しかも的を外してる。

最初に真正面から簡潔に回答し、次いでムダなく捕捉説明をする尾身会長との、違いが際立った会見でした。