身近な地域や自分の職場等で感染者が出始め、微熱や軽い風邪症状でもPCR検査を希望する方が増えています。
PCR検査をすると、その結果を待つ家族もしばしば検査を希望されます。
気持ちはわかりますが、まだ濃厚接触者と確定していない無症状の方の検査は、当院では行っていません。
熊本でも感染者が増えており、病床のひっ迫が問題化しています。病院には大きな負担がかかっています。
またその裏で、感染者への対応に追われる保健所等の職員の方にも、大きな負荷がかかっています。
PCR検査数が急激に増えており、検査態勢が限界に達しようとしています。
当院が検査を委託している医師会PCRセンターも、一部の検体を他の検査機関に外注している状況とのこと。
検査結果が出る時間も、どんどん遅くなっています。
午前中に検体を出したら夕方には結果が出ていたのが、19時、20時、と遅くなり、昨日は21時台でした。
昨夜は、FAXの1通目がやっと20時56分に届き始め、最後の41通目を受信したのは21時49分でした。
FAX受信前に、すでに電話で検査結果の報告を受けていたので、FAXはあくまで確認用ですけどね。
検査センターは、41人分のFAXを一斉送信したそうですが、当院での受信に53分もかかったのはなぜなのか。
送信側がペーパーレスFAXだとすれば、問題は当院のデジタルFAX複合機にあると思われます。
どうやら、受信時に画像をデータ化するために、余計に時間がかかるようですね。これは盲点かも。
聞けば検査センター側の元データは、エクセル形式のPCファイルだと。なにそれ。
それをわざわざFAX用に変換して、患者1人分ずつの画像データで送ってくるとは、なんというムダな作業。
だからもう、FAXはやめましょうよ。元データをシュッとメールで送って欲しい。秒単位で全部来ますよ。