新型コロナをおさらいしてみました

長い連休をいただきましたが、明日から当院は、新年の診療を開始します。

今日はその準備の日として、新型コロナ関係のおさらい(最新情報の確認)に当てました。

途中、年賀状とかダーウィンとか麒麟が来たら中断です。

医療上の規定や通知は更新され続けているので、一次情報を中心に、ネットで確認していきます。

(1)厚労省の「医療機関向けの情報一覧(事務連絡等)」を、新しい方から2,3カ月分を読み返す

(2)自治体や医師会の資料は、最新分のみ再確認(多くは厚労省の情報とダブる)

学術的な情報の完成度は一般的に、書籍>雑誌>ネット、ですが、鮮度を優先すると順位は逆になります。

なので、学術機関・公的機関のサイトを中心に、最新のまとめを探します。

報道メディアのサイトにも新鮮な情報が掲載されていますが、飛ばしも混在しているので要注意です。

一方で、きわめて詳細な引用文献付のコロナまとめを随時更新している、素晴らしい個人ブログも見かけます。

厚労省が発行する「診療の手引き」は良くまとまっていて、最新版が出たばかり。一般の方も一読に値します。

そのほかにも、さまざまなまとめサイトがありますが、半年以上更新されていないものも目立ちます。

新型コロナに関しては、先がまったく読めないほどの展開を見せ続けているので、新しい情報が必要です。

とくにいま、私の注目点は次の3つ。

(1)ワクチンの、日本における接種開始時期や具体的な接種方法と、欧米における中期的安全性データ

(2)感染者数・重症者数の今後の推移と、緊急事態宣言を含む政策の動向

(3)変異株は、ただ感染しやすいだけではなく、子どもへの影響が大きい可能性があるのは本当か

ワクチンが完成した矢先に、人類をあざ笑うかのように出現した変異株がいま、猛威を振るい始めています。

高齢者だけでなく、いやむしろ、子どもにこそワクチンを優先接種しておくべきなのかもしれません。