感染者数が増えるよりも、未検査の感染者が野放しの方が怖い

羽田雄一郎参院議員が、新型コロナウイルス感染症で亡くなりました。53歳。

昨日速報が出たときすぐにネットを見たら、死因は刺殺だ、いや自殺だと、きな臭い情報が溢れていました。

主要メディアの報じる内容も鵜呑みにはできませんが、ネット民のクチコミはひどいデマばかりですね。

日本中で感染者がどんどん増えています。熊本にも、熱が出ただけでコロナを心配する方が増えてきました。

そうです。発熱したらコロナを疑うべきです。疑わなければ見つかりません。

当院が発熱外来を始めて2カ月。いま私が強く感じるのは、まず疑うこと。疑ったら検査すること。

普通の主婦、元気な若者、周囲にだれも感染者が思い当たらない感染者が目立ちます。

検査を提案すると気乗りしない方も多いですが、費用が無料だと強調して、検査を受けていただきます。

ただし、当院が委託している検査センターのPCR検査処理能力が、もう限界に近いようです。

検体数がかなり増えているようで、検査結果が判明する時間がどんどん遅くなっています。

待ちきれないのは私だけでなく、患者さんも同じ。まだ出ないのかと、問い合わせの電話も多数頂きます。

検体を朝提出したら夕方5時には判明していた結果も、最近は夜7時過ぎまでかかります。今日は7時半でした。

検査センターから医療機関への結果報告は、FAXで1人分ずつ届きます。送受信ともに手間のかかる作業です。

メールを使うとか、センターのサイトで結果を閲覧できるようにするとか、もう少し IT化が必要ですね。