蒲島知事は、11都道府県からの帰省を自粛するよう要請しました。わが家でも前からそのつもりです。
神奈川の孫たちは、まだ赤ちゃんもいるし、どっちみち移動はできません。
福岡の孫たちにも、今回はやめとけと、厳しく沙汰しています。帰省は規制するのが既成事実なのです。
新型コロナの特徴でもあり、日頃の診療でも実感するのは、若い人は症状が軽いということですね。
一時的な発熱や、ちょっとした頭痛、軽い倦怠感など、わずかな体調変化しかない方が多いです。
「若者を診たらコロナと思え」と言いたくなります。
体調不良者が発熱外来を受診してくれれば良いですが、症状が軽ければ一般外来を受診する方もいるはず。
いやむしろ、医療機関など受診せずに様子をみて過ごす若者の方が、もっと多いことでしょう。
新型コロナがどれほど怖い病気なのか、案外そうでもないのか、実のところはまだわかっていません。
長い目で見たら、新種の風邪で終わるのかもしれないし、深刻な合併症の多い感染症になるのかもしれません。
「正しく恐れろ」と言われますけど、どの程度の恐れ方が正しいのか、実は誰にもわからないのです。
なのでとりあえず、強めに恐れているわけで、それはある意味、妥当なリスクマネジメントだと思います。
何年か後に、あの頃は恐れすぎたね、と笑い話にするのなら良いですが、それを責めてはならないのです。