菅首相が「Go To トラベル」全国一斉停止を発表したその晩、8人で「会食」していたとはガッカリですね。
国民に対する誠実さに欠けるだけでなく、この感染症に対する菅氏の認識の甘さを露呈してしまいました。
大丈夫だと思って会食する油断が、感染拡大の最大の要因の一つだと言うことを、わかってないようです。
たしかに、いくら大人数が集まっても、未感染者ばかりの集団からウイルスが湧いてくることはありません。
マスクなしで大声出して会食しても、参加者の中に1人も感染者がいなければ、感染は決して広がりません。
なので会食で感染したと思われる事例では、参加者の中に元々感染者が1人以上紛れていたということです。
しかもその感染者はたぶん、無症状だったのです。(感染を自覚して参加していたら、それはそれで大問題)
会食は、ただの3密とはワケが違います。飲食する際にはたいてい、全員が同時にマスクをはずすからです。
菅氏の会食メンバーの中に感染者がいた可能性は、高くはありませんが、ゼロとも言えない。
もっとも、参加者全員が70代から80代の高齢者ですから、感染していたら無症状では済まないでしょうけど。
無症状者の中に感染者がいる確率は参加人数に比例するわけで、だからこそ大人数の会食は危険なのです。
菅氏らは、自分が感染するという最悪の場合にどんな問題が起きるか、という想像力に欠けています。
そんな甘い考えだから、「Go To は感染拡大に関係ない」と言い張って最悪のタイミングまで引っ張るのです。