米国映画やドラマの「日本版」って、オリジナルには勝てませんね

「2夜連続ドラマスペシャル『逃亡者』」という番組を録画していたので、2話連続で観てみました。

ハリソン・フォード主演の映画が私は好きで、このドラマにも期待していたのですが、まあ、なんというか。

できるだけネタバレにならない程度に、私の感想を少し。

・ドラマのスケールと渋い配役は、そこそこ評価できる

・ご都合主義のストーリーも、ドラマなのだから仕方ない(少々の矛盾も諦めよう)

・後編冒頭のニュース番組のシーンが、見事に緊張感を失わせてくれた

・犯行の動機や背景の描き方と「川」に深みがなかったのが、最大の問題点

結末のドンデン返しを知ってるのに観たのが、そもそもの間違いでした。

それにCMが多過ぎ。いくら「電話してチョーダイ」と言われても、ウチのピアノは売りませんから。

なのでドラマはなるべく生で見ないで、録画してあとからCMを飛ばしながら見るのが正解。

ハリウッド映画や海外ドラマの日本版って、なかなかうまくいきませんね。たぶんその理由は、

・オリジナルの評価が高い作品だと、どうしても期待して(しすぎて)しまう

・特殊な政府機関の存在とか、街中のあちこちで頻繁に起きる銃撃戦が、日本ではなじめない

それでいうなら、現在進行中の悲惨な日本版ドラマが、唐沢寿明主演の『24 JAPAN』でしょうね。

打ち切りもあり得るほどの低視聴率らしいですが、番組の構成上、24話を完結させるしかないのが逆に痛い。

私は第1話でガッカリして観るのをやめてましたが、まだやってたので今日は、第9話を録画で観てみました。

その後で念のため、オリジナルの『24-TWENTY FOUR』シーズン1のエピソード9も、観てみました。

日本版の問題は、オリジナルに忠実な脚本だからでしょうね。だから日本での出来事としては無理がある。

それに、次々に新たな裏切り者が発覚する予想外の展開をもう知っているので、観ていて面白くないのです。