まっしろなカレンダーでさみしい

コロナだ、自粛だ、第2波だ、台風だ、Go Toだ、第3波だ、などと言ってるうちに、年末が近付いてきました。

来年のカレンダーをいくつか購入しました。さらにまた、いくつか買い足そうと計画中です。

しかしそれらをいくら眺めても、来たるべき年を思って浮かれる気分にはちっともなれません。

自宅にあるカレンダーの絵柄は、犬か飛行機のどちらかです。昨年のも、だいたいそんなものでした。

先日、通販サイトで航空機の特大カレンダーを発注した後、ふと注文履歴を見たら同じカレンダーを発見。

まったく同じカレンダーを先月注文したことをすっかり忘れていて、しかもまた同じモノを買ったのです。

純粋に日付を見るためなら、私が一番重宝しているのは、1年間全部が一覧できる一枚物のカレンダーです。

4週間後とか60日後や90日後、あるいは4週間前など、診療における重要な日付が一目で分かるからです。

高橋書店の製品か、そのジェネリックを、診察室と院長室と自宅書斎の壁に貼り付けています。

このIT化の時代、日々の予定表はiPhoneやMacで管理しています。何より、全端末で同期するところがいい。

しかしまた、カレンダーの余白に書き込むようなスケジュール管理も、特定の仕事に限定すれば有用です。

自宅の飛行機のカレンダーは、去年は搭乗スケジュールを書き込むための専用カレンダーでした。

搭乗便を変更することが私はわりと多いので、「フリクションボールペン」で記入することにしていました。

ところが今年は飛行機に乗る予定自体が無い。カレンダーは単なる、飛行機のポスターに成り下がってます。

そもそも来年に、明るい行事を計画する気がしません。余白が真っ白なカレンダーは、その象徴です。