いま熊本市のサイトに「発熱などの症状がある場合のご相談窓口」として掲載されているのは、次の2つです。
(1)かかりつけ医や最寄りの医療機関など、身近な医療機関
(2)発熱患者専用ダイヤル ※相談する医療機関がわからない場合
この(2)に電話するとたぶん、当院のような「発熱外来(診療・検査医療機関)」が紹介されるのでしょう。
こう書くと、当院は発熱者ばかり受診してるのかと、一般の方に敬遠されかねませんが、それは違います。
なぜなら、「発熱外来診療体制」の基本は、診察室や時間帯を限定して診療を行うことにあるからです。
たとえば当院の場合は、毎日特定の時間帯を発熱外来用に確保し、屋外または特定の部屋で診察しています。
ところで下世話なことを書きますが、医療機関にとって重要なのは、発熱外来の開設を支援する補助金です。
これがなければ、医療機関はリスクだけを背負うことになりますからね。
遅ればせながら本日、その「発熱外来診療体制確保補助金」の交付申請書やら請求書やらを提出しました。
悲しいことにしかし、その申請書類の4枚はみな私の嫌いなExcel文書なんですよね。もちろんWindows版。
厚労省のサイトからダウンロードして、無理くりMacで開いてみると、あちこちに不具合があります。
同一文書内の表計算はうまくいきましたが、別の書類への数値コピーが働いてなくて、そこは手入力です。
間違いがあったら困るので、厚労省のコールセンターに尋ねてみました(今日も対応は親切でした)。
するとやはり、「予算書」の書き方が間違っていました(Windows版Excelなら自動入力される部分です)。
補助金の千円以下の部分は切り捨てられるため、その端数は「自己資金」として入力することがわかりました。
数値の辻褄を合わせるため、自己資金を投入した形にするという、お役所の流儀には恐れ入りました。