急がないけど必要な事は、世の中にたくさんあります

「不要不急」の対義語は何でしょう。知恵袋等でも定番の質問の答は、「必要緊急」あるいは「必要至急」か。

しかし、「必要緊急」でなければ「不要不急」ということにはなりません。

実際に多いのは、「必要不急」のような、急がないけどコロナの終息までは待てないような、重要な用件です。

人生を豊かにする文化や芸術や人との交流を、不急だからと不要扱いしてよいはずがありません。

「Go Toキャンペーン」のような、少々完成度の低い政策でも、何かの足しにはなるかもしれません。

東京五輪の来年開催も、少し前までは私は懐疑的でしたが、やり方次第なのかもしれないと思い始めています。

入学祝いや還暦祝いだって、最小限の人数の身内が、数人程度は集まりたい。祝いたい。祝ってもらいたい。

生まれた孫に会いに行くのも、そりゃしばらくは待ちますが、無期限延期というわけにもいきません。

結婚披露宴を延期した方も多いでしょうけど、よく考えて適切な形で、ぜひ開催を考えていただきたい。

いま、多くの病院が行っている「面会禁止」措置は、できるだけ回避してほしいものです。

入院理由や期間はケースバイケースですが、「不要」な面会などないはず。しばしば「不急」ですらない。

私自身も、最近経験した身内の入院に際し、面会どころか差し入れも手渡せない状況だと知り、驚きました。

心細い患者と心配な家族。ガラス越しでもリモートでも、可能な限り面会できるよう工夫すべきでしょう。

ウィズコロナの時代は長くなりそうです。感染対策を施した面会手段の構築には、国は大いに助成してほしい。