学校検診でときどき校舎に入るのも楽しくて懐かしい

私が「学校医」の任を仰せつかっている「託麻北小学校」で、本日「就学前検診」が行われました。

来年度の入学予定者86名のうち、欠席2名を除く84人が、保護者に連れられて学校にやって来ました。

例年は、在校生(5年生)が手伝ってくれるそうですが、今年はコロナを考慮して保護者が付き添いです。

ほとんどのお子さんが近隣に住む年長児のため顔見知りで、楽しげに話しかけてくる子も何人かいました。

託麻北小の児童数は531人。1年生も6年生も88人なので、近年の児童の増減はあまりないようです。

校舎は古く、増築して複雑な構造です。こういった狭い土地にある古い小学校は、どうしてもこうなります。

照明は少なく薄暗いですね。廊下やあちこちに、児童向けの注意書き(標語風)が掲げてあって懐かしい。

託麻北小の校区は、白川の南側に沿った、東西にけっこう長いエリアです。運動公園も含まれます。

東バイパスが校区を分断し、九州自動車道の熊本IC辺りがまた、通学には障害となってますね、きっと。

白川の河岸段丘も神園あたりの丘陵地のアップダウンもキツイと思いますが、みんな歩いてるんでしょうか。

私の小学生時代(昭和40年代)は、山口県の防府市の広大な平野部の小学校だったので、通学は楽でした。

ただし、石ころを蹴りながら帰ったりするので、なかなか時間はかかります。

その石ころが水田に落ちてしまったら、諦めるのではなく、水田に入って石を探します。

そうすると、たいてい無数のカブトエビを見つけるので、興味はそっちに移ります。

低学年の頃には、通学路の近くに塩田(三田尻塩田)があって、その湿地の中に入り込むのも好きでした。

用水路の中をずっと歩いて帰宅しようと試みたこともありました。服が濡れても汚れても、お構いなしです。

いまの小学生はどうなのでしょう。用水路や水田に入ったら、まず怒られるでしょうね。ていうか危ないし。