ランフラットタイヤは、パンクチャーしてもフラットにはなりません

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3247.html" target="_blank" title="タイヤの空気圧が低下">タイヤの空気圧が低下</a>したので空気を入れて様子を見ることにした、と書いたのは、3週間ぐらい前のこと。

「様子を見る」というのは、ほぼイコール「何もしない」ことであり、やがて「忘れる」ことになります。

ところが珍しいことに昨日ふと思い出したので、精密検査と暇つぶしも兼ねてディーラーに行きました。

「空気圧が低下したと出たんで空気入れたら、その後はどうもないんですけどね」と私。

詳しく点検してもらったら、「パンクですね。小さな釘が刺さったようです」と、予想外の展開となりました。

さいわい今回は小穴だったので、修理可能とのこと。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3139.html" target="_blank" title="前回">前回</a>の両前輪買い換えに比べたら、軽微な出費でした。

小穴があいたまま乗り回していたわけですが、その間に空気圧が保たれていたのは、よほど小穴だったのか。

「ランフラットタイヤ」は、サイドウォールが強化されているので 、パンクしても潰れない構造です。

なので「空気圧ゼロでも、時速80kmで80km走行可能」ということになっています。

しかし「パンクしたら修理ができないので、買い換えるしかない」とも聞きます。でもそれは違います。

空気圧ゼロで走行したら補強部分が傷むので再利用はできませんが、少し空気が抜けたぐらいなら大丈夫。

「パンク」を英語で “flat tire” と言いますが、 “run-flat” で「パンクでも走れる」という形容詞のようです。

“run” + “flat tire” ではなく、 “run-flat” + “tire” という修飾関係なのでしょうか。よくわかりません。

というよりも、パンクしても変形しないタイヤなのだから、 “non-flat tire” の方がわかり易いのですけどね。

「刺して穴をあける」という意味の “puncture” にもパンクの意味があって、こっちの方がシックリきます。

医療現場では、体のある部分を「穿刺(せんし)」することを「パンクチャー( puncture)」といいます。

しかも医者はしばしば、ドイツ語で「プンクチオン(Punktion)」と言ったり「プンク」と略したりします。

鼻の頭の「おでき」に、火であぶったマチ針を刺して膿を出す行為も、立派なプンクです。最近やりませんが。