生まれて初めての上京で、何がいちばん楽しかったか

「としまえん」が今日、閉園しました。と書きましたが、一度も行ったことないので特段の感慨はありません。

ただ、思い出すのが「多摩川園」。としまえんよりずっと小ぶりの、かつて田園調布にあった遊園地です。

としまえんよりも少し前に開園し、もうだいぶ前に閉園しましたが、実は行ったことがあります。

それは小学5年生の時(昭和46年ごろ)。家族で東京の親戚の家に行き、東京見物をした時のことでした。

都内の観光地はもちろん、日光にも足を伸ばしましたが、たまたま多摩川園にも行ったのです。

せっかく訪れた東京でわざわざ、全国各地にありそうな、何の変哲もない小さな遊園地に行ったのです。

でも、私の思い出の中では、東京でいちばん楽しかったのが多摩川園でした。

なかでもジェットコースターが気に入って、その樽のような車体のコースターには何度も乗りました。

大人の感覚なら、せっかく東京に来て遊園地かよ、となるところです。

ですが私たち家族は結局、東京滞在中に2度も、多摩川園を訪れたのでした。

子どもにとって、そこが日本の首都であり、滅多に行けない遠い場所、なんてことはどうでもいいわけです。

佐賀市には90年代に3年間住んでいましたが、自宅近くの「神野公園こども遊園地」にはよく行ったものです。

子ども向けの小さなジェットコースターがありましたが、メンテは大丈夫か心配になるほど、よく揺れました。

多くの遊具を、ご高齢の方が操作していました。恐怖を煽るには、なかなか効果的な人材配置だと思います。