オンライン帰省してリモート墓参り

明日からお盆です。当院も明日から3日間、お休みします。近隣地域の皆様には、ご不便をおかけします。

今年は例年とはまったく様相の異なるお盆になりました。こんな事態を、誰がいったい予測できたでしょう。

いやもしかすると、ノストラダムスの大予言の「恐怖の大王」はコロナだったのか。誤差20年てことで。

おもに都会から地方への、県をまたぐ移動を制限すべく、今年は「オンライン帰省」が推奨されています。

今日来院した子ども(小学生)は、「じいちゃんとZoomでリモートする」と言ってました。

去年こんな子がいたら呆れるところですが、今年はいたって普通のこと。それが普通であることに驚きます。

インフラやお役所仕事のIT化の遅れが顕在化した日本ですが、図らずも、市民レベルでは挽回しつつあります。

私の場合さいわいにも、自宅の近くに実家があり、お墓もあるので、例年通りの帰省と墓参りが叶います。

しかし日本中の多くの方が、今年は帰省と同時に墓参りも断念することになるのでしょう。

その代わり、「リモート墓参り」とか「オンライン葬儀」などの、ハイテクな法要が注目されています。

親戚同士で工夫したり、専門業者や石材店等のサービスのほか、お寺が運営しているケースもあるようです。

新型コロナによって人々の生活は一変しましたが、抜け出してみると、社会は飛躍しているかもしれません。

テレビを見ていたら、築地本願寺のリモート墓参りシステムが紹介されていました。

通信機器などを操作しているのは、お坊さんです。使っている音響機器のメーカーはBOSEかもしれません。