保守点検料をケチったら、修理費が高い

夏休みに入ったので、小中学生が心臓超音波(心エコー)検査を受けるために、三々五々やって来ます。

学校検診で<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3185.html" target="_blank" title="心雑音">心雑音</a>を指摘された子どもたちの、精密検査の一環です。

開院以来使ってきた東芝メディカル(現キヤノンメディカル)製の超音波検査装置は、一昨年買い換えました。

ノートPC型のGE製の装置です。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2406.html" target="_blank" title="TVドラマでキムタク">TVドラマでキムタク</a>が使っているのを見て、決めたのです。いけませんか?

ところがこの装置、最近調子が悪かったのです。

記録ボタンを押すたびに画面が数秒間止まるので、検査もいちいち中断してしまいます。とてもストレス。

我慢してだましだまし使ってきましたが、もう耐えきれず、メーカーに修理を依頼しました。

するとどうやら、私が最近エコー装置をLANに接続するのを止めていたことが原因だと判明しました。

よく見ると、LAN経由でサーバーPCに送られるはずのスプールファイルが、記憶装置を占拠していました。

行き場を失った何百ものDICOM規格の画像や動画が、HDDの中に澱(おり)のように溜まっていたのです。

そういえば、行き場を失ったパケットがネットワーク上に溢れて障害が発生、なんてIT記事をよく目にします。

パケットがグルグル堂々巡りをしてトラブルを起こすなど、まるで心房細動のリエントリー回路のようです。

エコー装置も所詮、Windowsの上で動いています。少し知識があれば、自力で解決できたかもしれません。

そう思うと、とくに部品を交換するわけでもなかったのに、結構な修理費になったことが悔やまれます。

無料修理保証期間を、少し過ぎていただけで有償修理になったことも、釈然としない理由のひとつ。

滅多なことでは故障することも無かろうと思い、高額な保守点検契約を結んでなかったことが災いしました。

などと、スケールのちっちぇえ話を書いてますけど、コロナ禍のさなかでの修理費は痛いのです。