高速道の制限速度引き上げは、快適だけど事故は増えそう

この連休中、公共交通機関を避けて自家用車で行楽に向かう人が多く、高速道路は混み合っていたようですね。

翻って私はトラベルどころか車で遠出することもなく、家と職場の往復ばかり。ガソリンも減りません。

でもあまり乗らなくても車は汚れます。時々灰が降り、雨が降ったりやんだりというのが、いちばん汚れます。

高速道のうち一定条件を満たした区間では、制限速度が120キロに引き上げられることになりました。

これは運転が快適でしょう。気兼ねなく120キロでスイスイですからね。覆面パトカーも気になりません。

120キロ制限になる区間って、当然、従来の高速道路よりも安全にスピードを出しやすく作ってあるはず。

なので結果的には、実際の車は流れは130キロ程度になるでしょうね。それがドライバーの心情ってもの。

でも問題は、120キロ区間から100キロ区間に入ったときです。走行速度が速いままになりゃしませんかね。

九州道から制限時速80キロの中国道に入ったときがそれで、カーブのきつい山岳ルートを、みな飛ばしてます。

7年前に起きた<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-733.html" target="_blank" title="桜塚やっくんの死亡事故">桜塚やっくんの死亡事故</a>も、私は中国道の設計上の問題が遠因だと思っています。

中国道が完成したとき、「居眠り運転防止のために、カーブを多く設計した」と、学校で教わりました。

ところが大人になって、「技術的な理由で、地形に沿った形のルートにした」と知りました。

つまり当時は真っ直ぐには作れなかったのです。居眠り防止なんて、子ども騙しの屁理屈だったんですね。

おかげで中国道は、100キロ以上で走るとタイトなハンドリングが必要な、スリリングなコースになりました。

似たようなことはきっと、120キロ制限区間に隣接した100キロ区域でも起きるでしょう。