何を祝う祝日なのか、まったく不可思議な「4連休」が始まりました。
延期された東京五輪の置き土産のような連休が、皮肉にも都民にだけはステイホームの4日間となりました。
ちなみに当院は、この4連休のうち3日間は診療しております。
今年開催予定だった東京五輪について、延期の是非が話題になり始めたのは、2月初旬のことでした。
しかし、不吉なことは口にしたくない国民性ですから、議論が盛り上がるまでに1カ月ほどかかりました。
政府や委員会や都は、予定通り開催できるとする立場をずっと崩しませんでしたが、結局延期となりました。
さて、このところの感染者数の増加によって、いまや、五輪再延期や中止説も囁かれるようになりました。
政府や役人は現状をまだ第2波とは認めたがらないようですが、さすがに今日の東京の366人はキツイですね。
バッハ会長は、「参加者の安全の確保」を優先するとしながら「空席のスタジアムは見たくない」とも言う。
その両方を満たそうと思ったら、延期か中止するしかないような気がするんですけど。
いや待てよ。新国立競技場は、空席でも満席っぽく見える座席カラーじゃないですか。
これはもしや、隈研吾氏の先見の明でバッハ会長を欺けるかもしれません。
ていうか、あと1年ですよ。各国の代表選考等も考慮したら、来年五輪が開催できる気がしませんけど。