「Go To トラベル」は今日になって、東京発着の旅行を対象外にするという急展開。これにはビックリですね。
さすが日本の官僚。何が何でも中止にはせず、ウルトラC級の妙案をひねり出してきました。
(追記:これは安倍首相の決断だと報じられました。でも、知恵を授けたのは多分、官僚出身の側近でしょう)
「東京発着」の定義は、「東京都を目的としている旅行」と「東京都に居住する方の旅行」とのこと。
たまたま私は、お盆に千葉(東京ではない)に往復すべく、羽田まで往復の航空券をすでに購入しています。
旅程としては「熊本–千葉」の往復であって、羽田(東京)はあくまで「経由地」です。これはOKですよね。
同様に、地方からディズニーランドに行く人の宿泊場所が都内だとしても、それは構わないはずです。
しかしその反対に、横浜観光を装って横浜に宿泊し、実は東京を観光するヤカラが出るかもしれません。
見かけ上の目的地が東京都内でなければ良いのなら、「東京除外規定」は抜け道がいくらでもありそうです。
逆にたとえば、東京在住者が熊本に帰省して、熊本の実家を起点に沖縄旅行をする場合はどうなるのでしょう。
もしもそれがOKなら、都民はいったん別の地点を経て旅行する「方違え」が可能になってしまいます。
東京から地方への感染拡大を防ぐ趣旨からは、どう工夫をしても都民は対象にはなれないと考えるべきです。
妙な除外規定を作ったものだから、実際の運用では面倒なことが起きそうですね。まさに「Go To トラブル」。