感染拡大警報下で、恐る恐るGo Toキャンペーンする?

小池都知事は、新型コロナ警戒レベルを最も深刻な水準へと引き上げ、「感染拡大警報」を発するとしました。

国はしかし意固地になって、「Go To キャンペーン」を前倒してまでして進めようとしています。

感染者が不気味に増えているこのタイミングで、敢えて「Go To」に突入する意味って何でしょう。

感染を抑えつつ経済も回すという、相反することを行うことについては、いろんな例えが出ています。

「冷房と暖房の両方をかけるようなこと」

小池都知事による表現です。「かける」と言う部分に古臭さを感じます。最近あまり聞きませんね。

たしかに冷暖房を同時に作動させるなど、家庭用エアコンで考えたら電気代のムダです。

でもカーエアコンだと、暖房はエンジンの熱を利用しており冷房とは別システム。冷暖房同時作動もアリです。

足元には暖房を、顔には冷風を当てるなんてことも日常的。冷暖房の両方をかけるのは、矛盾してないのです。

「アクセルとブレーキを同時に踏んでいるよう」

複数の政治家の方がこの表現を使っているところを見ると、いちばんしっくり来るのでしょう。

ちょうど今は、国がアクセル、都がブレーキを踏むような関係になっているかもしれません。

車を運転するとき、右足でアクセル、左足でブレーキを踏むのは、実際やってみるととても難しいですね。

左右の足の力加減が上手く協調できずに、ギクシャクした運転になってしまい、怖くて続けられません。

アクセルもブレーキも、必要な方を片方ずつ、ちょうど良い強さで踏むことがいちばん大事です。