第2波が来るのであれば、様子見よりも先手を打つべきでは?

昼前に、東京都の新型コロナ感染者数が120人以上と速報されました。想定の範囲内とは言え、衝撃的です。

その数だけでなく、感染者数が報じられるタイミングの早さも驚きます。

昨日も昼過ぎには107人と発表されましたが、今日はさらに早まりました。どういうことなんでしょう。

昼前に報じられるということは、今日の午後に判明した数は、明日の発表分に含まれることになります。

これまで感染者数は夕方発表されていたのに、どうして昨日今日は発表時期を繰り上げたのでしょう。

毎日の感染者数を正しく比べるためには、検査や発表の締切時間を変えない方が良い気がするんですけどね。

うがった見方をすれば、感染者数を少なく見せるために発表時間を早めたんじゃないかと思えてしまいます。

ある報道番組のコメンテーターも私と同意見。だって、お役人のやりそうなことですからね。つまりこうです。

昨日、感染者数がひどく増えそうなのを嫌った都職員が発表時間を前倒ししたけど、100人超えしてしまった。

今日も感染者が多いので、さらに発表時間を早めるしかなく、しかしそれでも124人になってしまった。

明日の発表時間は、どうするんでしょう。ヘタしたら、朝のウチに発表するかもしれません。まさかね。

検査数自体が増えて来たので、4月5月ごろと同じ尺度で感染者数を評価することはできないかもしれません。

小池都知事は、少し様子をみましょう的な姿勢で一見落ち着いてます。良く言えば冷静。悪く言えば施行停止。

科学的根拠のある態度というよりも、もしかすると正常性バイアスが働いているのかもしれません。

しかし今こそ、都も国もむしろ先手を打って、行動自粛なり休業要請なりの策を打ち出すべきです。

第1波の経験を生かして、前回と同じ轍を踏まぬよう、的確かつキメ細やかな施策を期待します。