厚労省が今月行った、新型コロナウイルスの抗体検査。待ちに待っていた陽性率は、東京で0.1%ですか。
先月の500人の検査では、微妙に納得のできる陽性率0.6%が出ましたが、今日の0.1%はちょっと意外でした。
都民のほぼ全員(99.9%)は、まだ新型コロナに罹っていない=今後罹る可能性がある、ということですから。
ただ、東京の検査対象者1,971人というのは、まだ少ないと思います。だって、陽性者はたったの2人ですよ。
これはまだ、偶然の入り込む余地がありあますね。やはり東京だけでも1万人調べなきゃ。
それと比べると、大阪の2,970人のうちの5人は、多少信頼感があります。
他社の(未承認の)検査キットを使うと、東京1.07%、大阪1.25%だったとか。はて、何が正しいのやら。
なんにしても、どうして東京・大阪で1万人ずつ調べるぐらいの規模にしなかったのでしょう。
まあいずれにせよ、99%か99.9%は未感染なわけで、結果的な意味合いは同じかもしれません。
ほとんどの国民が未感染と言うことが改めて判明したわけで、感染するのはこれから、ということです。
他国の抗体陽性率を見ると、ニューヨーク州は12.3%で、ストックホルム7.3%、イングランドは6.78%。
欧米諸国は日本とはレベルが違います。逆に言うなら、日本はよくもまあ感染を予防できてますね。
あるいは、日本人は感染しにくい何か特別な要因があるのかもしれません。
ところで、抗体検査による感染率は、検査対象者の集団によってだいぶ異なるはずです。
一般市民に対してが今回のデータとしたら、医療従事者や夜の街では、もっと高い陽性率が想定されます。
医療従事者にとって自分が抗体陽性かどうかは、単に興味の問題ではなく、今後の仕事に大きく影響します。
国の施策で、医療従事者の全員調査をぜひ、お願いしたいものです。万一陽性なら、すごく気が楽になるので。