米国を中心に人種問題が盛り上がる中で、NHKのある番組での取り上げ方が逆に差別的だと批判されています。
問題となったのは、『これでわかった!世界のいま』という、子ども向け風の国際問題解説番組だヨーソロー。
海外の諸問題を、特派員の解説とともにアニメや模型を使って学ぼうと工夫して、失敗した感のある番組です。
この番組では、何を解説しても中途半端で幼稚です。かと言って、子どもが理解できる内容にも思えない。
かつての『週刊こどもニュース』は、子ども相手の番組でありながら、大人の鑑賞にも堪えるものでした。
しかしこの『これでわかった!世界のいま』は、さすがに大人には辛いのです。とくにアニメが辛い。
そのアニメが今回の世界的な批判の的になったことは、起こるべくして起きたことであり、私には想定内です。
昨夜のニュース7で瀧川剛史キャスターは、この問題について説明・謝罪し、深々と頭を下げました。
私は件の番組を見てなかったのですが、これだけ謝罪するなら見ておこうかと、逆にそういう気分になります。
NHKプラスでの配信からは削除されていますが、大丈夫。こういうときのために「全録」があるのです。
見てみると、そのアニメは描き方が薄っぺらで、人種問題を貧富の差だけで説明しようとしています。
どうかすると黒人をおちょくったようにも見えて、ちょっと悪ノリしちゃいましたね、NHK。
ちなみにアニメは1分23秒。瀧川キャスターの謝罪はアニメ本編より長い1分31秒でした。
『これでわかった – 』が真面目に国際問題を解説したいなら、ふざけた演出はやめるべきだヨーソロー。