マイナンバーは本来、何かが便利になるために存在しているはず

新型コロナ対策等を目的とした「第2次補正予算案」が昨日、閣議決定されました。

第1次と合わせて空前絶後の規模だと安倍首相は自画自賛しますけど、ともかく迅速な執行をお願いします。

コロナ騒動では全般に、他のIT先進国と比べて日本の政府や公的制度のIT利用の遅れが際立った気がします。

役所仕事の大事な部分がアナログだったり、IT慣れしてないから新機軸はたいていトラブります。

一騒動を巻き起こした「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3151.html" target="_blank" title="特別定額給付金">特別定額給付金</a>」は、わが家にもようやく昨日振り込まれていました。

申請書郵送の6日後の入金なので、菊陽町の作業の早さはまずまず。ただしその申請書が来るまでが遅かった。

この給付金の申請において国は、ほとんど普及していないマイナンバーカード所持者に優先権を与えました。

これはカード普及を図る方策としては、泥縄すぎて実効力がありません。むしろ、見せしめの意味でしょう。

「ほら、カード作ってないから不便でしょ。カード作っときゃ良かったのに」と、そう言いたかったのです。

これを某財務相が口にしたら、ぴったりハマります。

ところが蓋を開けてみたら、カードの暗証番号忘れや複数申請の問題が勃発し、現場は3密の大混乱。

むしろカード所持者が馬鹿を見るという、逆転現象が起きてしまいました。

「よかった、カード作って無くて」という皮肉も言いたくなる状況です。

私の口座に振り込まれた給付金はさっそく、一部を固定資産税の納付に使わせていただきます。

にしても、菊陽町から振り込まれた給付金で、すぐに菊陽町に税金を払うなど、バカみたいな話ですけどね。

そんなもの、役場内で相殺処理してもらえば済む話。マイナンバーって、そういう使い方するものじゃないの?