九州新幹線に乗っているとトンネルが多くて、抜けたと思ったらまたトンネル。明るくなってもまた暗くなる。
新型コロナの出口も見えてきましたが、このトンネルを抜けてもまた次が来ると、誰もがわかっています。
大事なのは、出口をどう抜けだし、次のトンネルに入るまでに何をすべきか、ですよね。
言うなれば、今の「出口戦略」と次の「入口戦略」。二つ合わせて「出入口戦略」だ!
甚大なダメージを受けてしまった、社会・経済・教育・文化活動を、どのように立て直すか。これが第一。
「第2波」への準備も重要です。とくに経済面や教育面では、同じ轍を踏まぬようにしなければなりません。
また医療面は、防護具の十分な準備、検査態勢の充実、隔離施設や病床の確保、診療報酬にも改善が必要です。
もちろん、いちばん期待するのは、治療薬やワクチンですけどね。
何度も言ってるように、「第 n 波」がどのような周期・振幅で現れるか、なかなか予測ができません。
たとえ日本で収束していても、諸外国からの「流入」がきっかけで急に次の山が来る可能性もあります。
東京都のロードマップ等を見ても、大規模なイベントの開催はしばらくは難しそうですね。
スポーツや文化行事は、当面無観客開催やネット配信になりそうですが、それもひとつの方向性でしょう。
企業等ではリモート就業へのシフトが進み、いくつかの学会はオンライン集会が企画されています。
東京五輪も、思い切って完全無観客開催の可能性を探ってはどうでしょう。テレビ中継とネット配信のみです。
どうせ競技場で生で観戦できる人って、たかだか数万人ですよ。あとの何億人かはテレビで観るわけですから。
それならば、競技場内に何百台という4K・8Kカメラを設置して、すごくリアルな中継をしたらどうですか。
パンデミック下での国際競技会のあり方として、日本の創造力と技術力を試す機会です。準備期間は1年。