不要不急の外出が控えられているため、街中や交通機関や観光地などが閑散としているのは、わかります。
ですが当院のような一般の医療機関でも、じつは受診者がかなり減っています。その来院者を大別すると、
(1)生活習慣病やその他の慢性疾患の方
(2)風邪や胃腸炎や蕁麻疹などの急性疾患の方
(3)新型コロナを心配して来院する方
このうち(2)の中にコロナが含まれる可能性が否定できない一方で、(3)はたいていコロナではありません。
さらに最近の傾向として、(2)の方は受診を自粛し、(3)も多くはない。つまり全体として少ないのです。
不要不急の受診が抑制されているという意味では、正しい受診傾向と言えるでしょう。
開院当初から当院が日曜祝日診療を続けているのは、医療の手薄な曜日をカバーしようという目的です。
なのでこの大型連休も、定期休診日である火曜と金曜以外の祝日はすべて、診療する予定でした。
ところがフタを開けてみたら、この連休中はみなさん “Stay Home” のようですね。
というわけで方針変更です。まことに急な話ですが、明日5月4日の月曜日は、臨時休診することに決めました。
前日になって急に休診を決めるのは初めてですが、実害の少ない判断かと思いますので、ご了承願います。
とは言え私も、休診したところでどこかに出かけるワケでもありませんが、片付けなどをすることにします。
やがて熊本でも本格的にコロナが流行する日が来たら、その時こそ当院を含めた開業医の出番かもしれません。