東京都の小池知事は、都が休業を要請する業態や施設を公表しました。
経済的影響等を考慮した国との調整の結果、都が休業を要請する業種は、一部妥協し一部押し切った形でした。
・都が押し切って休業要請:パチンコ店、ネットカフェ、ゲームセンターなど
・都が妥協して要請対象外:理髪店、美容室、百貨店、ホームセンターなど
政権寄りの意見を言うT氏がTVで、東京都がパチンコ店を休業させるのは問題だと言ってました。
東京都だけが厳しくしたら、パチンコをやりたい客は他県に移動し、むしろ感染を都外に広げてしまうのだと。
この詭弁に対して、他の出演者がうまく反論できていなかったのが悔しかったので、ここで書いておきます。
(1)都外に出るパチンコ客に感染者がいるという前提なら、都内に留めてパチンコさせるのはもっと危険
(2)東京都のオーバーシュートを防ぐのが何よりも重要であり、周辺県に感染が広がるとしてもそれは別問題
(3)そもそもこの一大事というのに、パチンコ店の営業をどうしても維持したがる発想に違和感あり
理髪店は、換気を良くして会話を減らせば問題無いかもしれません。ホームセンターと百貨店も同様。
でも、本気で感染を減らすためなら、オーバーシュートして困っている欧米並に厳しくすべきです。
居酒屋を含む飲食店は、営業時間に制限を求めたものの営業を認めました。まだまだ甘いですね。
こんなことで、人と人の接触を何割減らせるのか。7〜8割減らすことなんて、まず不可能でしょう。
携帯電話の位置情報を使って、人の移動データが得られるようになっています。
明日以降、人の移動がどのぐらい減るのか。できるだけ早く、その実態を発表してもらいたいものです。
その結果によっては、休業要請範囲を格段に強めなくてはなりません。でなきゃもうホント、間に合いません。