緊急事態宣言が日本全体に拡大され、いよいよ正念場です

新型コロナウイルス感染の拡大を受けて、緊急事態宣言の対象はついに、全国に広がることになりました。

7都府県の人たちが、連休中に全国各地へ移動してはかなわないので、このような措置になったのでしょうか。

安倍首相はときどき思い切ったことをやりますが、その唐突さに驚きはすれど、やり過ぎとは思いません。

またその勢いに乗じて、国民への現金給付は一律一人あたり10万円に変わりました。いいんじゃないの。

それにしても、大型連休中には帰省も旅行もするなという、あり得ないような事態になってしまいました。

絶好の行楽シーズンが、今年は完全に潰される形ですが、誰にも文句は言えません。

熊本県の蒲島知事は、緊急事態宣言の影響のプラス面( 医学的効果 )とマイナス面( 経済的効果 )を語りました。

7時のニュースの前半ではその発言が切り取られて、マイナス面への言及映像だけが報じられていました。

9時のニュースでも、同じ部分だけがとりあげられていました。NHKでもそういう切り取り方をするんですね。

市民生活だけでなく、多くの企業や店舗や労働者が、厳しい対応を迫られています。

しかし、事ここに至れば、感染拡大を抑えて命を守ることが何よりも大事でしょう。経済問題はその次です。

患者さんに今日、「ここは休診はされないのですか?」と尋ねられましたが、その発想はありませんでした。

多くの業種で休業を余儀なくされる中で、医療機関は仕事を続けることが使命であり、喜びでもあるのです。