コロナ禍が切羽詰まってるのに、政府のやることがまだ生ぬるい

東京都の感染者数、今日は197人ですか。昨日が189人で一昨日が178人。

ズドンと一気には増えず、ジリジリといたぶりながら攻めてくるところが、なんともイヤらしい。

緊急事態宣言後の人出は、地域差はあるものの、2〜4割程度の減少が見られたようですが、まだ足りません。

安倍首相は今日になって、事業者は出勤者を最低7割減らすように要請すると述べましたが、これも生ぬるい。

東京が最悪の状態に陥る前に、いますぐ欧米みたいな外出制限を進めるべきじゃないのですか。

外出制限は法律的には難しい、なんて言いっこなし。法解釈なんてどうにでもなるでしょう、安倍政権なら。

うかうかしてたら、もっと厳しくしとけばオーバーシュートしなかったのに、と後悔することになりますよ。

緊急事態宣言は、北大の西浦教授が提唱した「人と人との接触を8割減らせ」という理論に基づいています。

しかしここにきて、8割削減が必要なのか、7割なのか、6割でもよいのか、「揺れ」が目立ちます。

そもそも安倍首相自身が、「最低7割、極力8割」などと、最初から弱気な態度を示しているのが良くない。

さらに、基本再生産数からの単純計算なら6割削減でよい、という数字が一人歩きしている面もあるようです。

最初は厳しい規制を作ろうとぶち上げても、途中で横やりが入って結局ザルになる、というのはよくある話。

しかしこのコロナ禍だけは、もはや業界や圧力団体への配慮をしている場合じゃないですよ。