「まず冒頭、全国各地の医師、看護師、看護助手、病院スタッフの皆さん、そして感染対策に携わる保健所や専門家、臨床検査技師の皆さんに日本国民を代表して、心より感謝申し上げます。新型コロナウイルスとの戦いのまさに最前線で強い責任感を持って、今この瞬間も1人でも多くの命を救うため、献身的な努力をしてくださっていることに、心からの敬意を表したいと思います」
安倍首相が本日、緊急事態宣言を発令しました。その記者会見の冒頭に、前述した言葉がありました。
医療従事者に対して、最初にまずここまで言いますか。なかなか心にしみますね。
ただし私は、これまでに新型コロナの診療を行ってきたわけではなく、敬意を表される立場にはありません。
しかし今後、熊本でも多数の感染者が出る時期がもし来れば、やるだけやろうという気持ちにはなります。
たとえオーバーシュートになっても、逃げ出すわけにはいかない、重要な使命を帯びているのだと思います。
緊急事態宣言の直接的な目的は、人と人との接触機会を減らすことです。7,8割減らせれば成功だといいます。
一般市民には「3密」を避ける方法がありますが、医療従事者が感染者から逃げ回ることはできません。
なので、自分や職員やその家族等への影響を考えると、医療従事者には大きな肉体的・精神的負担があります。
身を守りつつも使命を果たす、そのバランスをどのように保つか、いまも今後もずっと課題です。
高齢者のいるご家庭には、異例の、感染におびえなければならない年になってしまいました。
お子さんのいる家では、とくに働くママさんのやりくりが大変です。国の施策に期待するしかありません。
私事ですが、今日、3人目の孫が生まれました。このたいへんな時期ですが、元気に育って欲しいと思います。
コロナの野郎には、早々に退散していただきたいものです。