わが家の愛犬「花」ちゃんの散歩は、最近ではおもに(ていうかほとんど)家人が担当しています。
散歩コースは一定ではなく、花ちゃんが行きたい方向へ進む、ブラブラと行き当たりばったりの散策です。
路傍の草むらその他あらゆるものを、クンクン嗅ぎながらダラダラ歩くので、やたらと時間がかかります。
花ちゃんの散歩の最大の目的は、体力維持というより、環境臭気確認作業によるストレス発散のようです。
日頃は庭で、外を走るスクーターを追いかけて猛ダッシュを繰り返しているので、体力面の心配は要りません。
本来は、朝晩散歩したいところですが、時間的制約もあって、わが家では1日1回しか行われていません。
しかしたとえばイタリアのトリノでは、1日3回散歩させないと罰金をとられるのは有名な話。
そのイタリアでいま、新型コロナが大流行。必需品の買い物や薬局に行くこと以外の外出は禁止されています。
公園に行くのもジョギングも禁止されていますが、犬の散歩に限っては認められているようですね。
その規定を利用して、犬の散歩にかこつけた人間の散歩も多いといいます。そりゃ当然そう来るでしょう。
スペインでも同様に、外出できるのは、不可欠の仕事・食料買い出し・医療上の理由と、犬の散歩だけです。
フランスの外出禁止措置はもう少し緩いようですが、もちろん犬の散歩はOK。
これだけの危機的状況なのに、犬の散歩だけは確保しようとは、欧州諸国はなかなかのペット天国ですね。
まさかトリノでは、1日3回散歩の規則がまだ生きてたりして。