大量在庫マスクをどのように放出したら効果的か、良く考えましょう

「軽い風邪程度なら、安易に医療機関を受診せず、自宅で様子をみること」

このような啓蒙が浸透してきたようで、当院の来院者が激減しています。日頃の3分の1以下です(泣)。

いやまだ大丈夫。ここは色んな意味で、堪え忍ぶしかありません。

それよりも、来たるべき流行期に入れば、こんどは新型コロナ疑いの方が大挙して受診するかもしれません。

そうなる前に、できれば免疫を付けておきたい(=知らないうちに感染して治っておきたい)のがホンネです。

まあ、そううまくはいきませんね。感染したら来院患者にうつす危険があるし、自ら発病するおそれもある。

しかし、私が想定する患者数(1千万人レベル)になれば、医療従事者の多くが感染するでしょう。

早くワクチンを開発してほしいものです。なんなら治験段階で接種を受けてもいいぐらいです。

マスクとアルコール手指消毒薬は、まだなかなか出回ってきませんね。当院の在庫も先細りです。

そんな時に、大量に所有していたマスクをネットオークションに出品していた、不届きな県議がいますね。

「在庫品を出品しただけ」「1円からのスタートで市場価格に任せていた」なんて言い訳は通用しませんよ。

価格ががつり上がるのが確実な出品ですから、「転売禁止」の趣旨に反することはあきらかです。

888万円の売り上げを得たかわりに、議員の評判は地に落ちました。売り上げを寄附しても、もう遅いのです。

最初っから、マスクを現物のままどこかに寄附して役立ててもらおう、という発想はなかったのでしょうか。

地元の医療機関や老人施設等に配ってけば、どれだけ株が上がったことか。いや、それは公職選挙法違反か?

ならば合法的に、地元スーパーに適正価格で卸しておけばよかったんじゃないの。地元への効果絶大でしょう。