衛生意識の高まっている昨今ですが、たとえば電子カルテ用のパソコンのキーボードも気になりますね。
「キーボードは便器より汚い」などと言われることもあるほどですから、日頃から注意が必要な物品なのです。
(その説は、33のキーボードを調べたら、その1つが清掃後の便座よりも汚かった、という報告に由来します)
診察室でメインに使うMacのキーボードは、表面を朝晩拭いていますが、なかなかそれ以上はできません。
一方で診察中の手指消毒なら、咽頭・結膜視診後、耳鏡使用後、診察完了後など、節目節目で行っています。
そしてキーボードに触れるのは、診察前の問診中か、診察終了後に手指消毒を行った後、と決めています。
とはいえ、何かの理由で診察の合間に電子カルテを参照する必要がでてきて、キーに触る可能性はあります。
しかし私の懸念はむしろ、自宅のパソコン( MacBook Pro)です。なにしろ食事しながら触りますからね。
それは不潔以前の問題。液体が液晶画面に飛んだり、食べカスがキーボードのスキマに入り込んだりします。
すぐに掃除できるように、ダイニングには清拭用のクロスとマキタの掃除機を置いています。
固形物ならそれでなんとかなるのですが、先日ついに、やらかしてしまいました。
口にほおばったチキン南蛮をむせて吹き出し、甘酢だれが液晶画面とキーボードに飛び散ってしまったのです。
すぐに拭き上げましたが、「2」と「w」と左のシフトキーがやられました。押すとグニュっと粘ります。
さっそくMacを、カメラのキタムラ熊本・くまなん店に持ち込みました。県内唯一のApple正規修理店です。
担当者がキーを押しながら曰く、「あー、粘っこいものが入ってますね」。さすがです。甘酢がバレました。
飲食しながらのパソコン操作には、くれぐれも注意しましょう。あ、そうか、iPadならいいのか?!