神戸大感染症内科の岩田健太郎教授が昨夜YouTubeに投稿した動画が、恐ろしいほどの波紋を呼んでいます。
これは岩田氏が昨日、横浜のクルーズ船に乗り込んで見た「惨状」を告発したものです。
岩田氏は日頃から、感染症を分かり易く解説する文章を書いており、オカシなことを言う人物ではありません。
彼がアップロードした動画の内容には驚くばかりですが、残念なことに、決して意外ではありませんでした。
動画は多くのメディアで取り上げられ、また多くの人々が驚きをもって各自のブログ等で拡散しつつあります。
ところが一方で、この動画に対する批判的意見もまた、一部で噴出しています。
ただ、それらは岩田氏の動画の内容を真っ向から覆すものではなく、苦し紛れの揚げ足取りにしか見えません。
学者生命を賭けた岩田氏の告発を批判する人たちに、政権に近い方々がいるのも、よけいうさん臭い。
真実は何なのか、どちらが正しいのか、双方ともに嘘があるのか、私にはまったくわかりません。
しかし、昨今の国会審議を見ていると、政治家や官僚の言い分をすんなりと信じる気にはなれません。
ソレとコレとは別だと言われそうなので、この件はこれ以上は膨らませないでおきます。
いずれにせよ、実際にクルーズ船内にいた乗客や乗員の証言が得られる日は、そう遠くないでしょう。
一部のDMATの医師は、汚染したガウンでクリーンなエリアに入る人もいた、などと証言し始めています。
船内の様子を撮影した乗客も多数いたはず。岩田氏の告発がデマか真実か、じき分かります。