言うまいと思えど今日の寒さかな( You might think today’s some fish.)。今夜、熊本には雪が積もるとか。
書くまいと思へど今日もクルーズ船。今日は99人ですか。船外でもまた、あちこちで感染者が出ています。
新型コロナウイルス感染の拡大は、とどまる様相がありません。そろそろ「国内蔓延期」も近いですね。
厚労省は今日、この感染症を疑うケースを「帰国者・接触者相談センター」に相談する目安を公表しました。
・かぜの症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いている人や、強いだるさや息苦しさがある人
・高齢者や持病のある方は上記の症状が2日程度続く場合に、妊婦は早めに
さらに、センターに相談した場合は、センターから勧められた医療機関を受診すること、となっています。
また、発熱などの風邪症状が見られるときは、学校や会社を休むように、とのこと。
これらはあくまで「目安」ですから、現場の医師による判断も重視されるのだとは思っています。
先週、湖北省近隣の都市からの帰国者が当院を受診されたので、念のため保健所に相談してみました。
すると保健所は、「湖北省ではないのでPCR検査の対象ではない」との理由で、経過観察するようにとの返答。
いまなら保健所の対応も異なるかもしれませんが、先週はまだ強力な「湖北省縛り」があったのです。
厚労省からの指示や通知に100%従うのが自治体や保健所ですから、臨機応変な対応など存在しないようです。
もとより、やり過ぎて叩かれることを何よりも恐れるのが、お役人の体質です。
しかし、中央省庁が後手後手の対応しかできていない現状では、地方のお役人が勇気を持って当たってほしい。
今後日本中で、そして熊本でも、感染疑いケースが出始めてくることでしょう。
感染症指定医療機関でも何でもない当院は、不安な場合は相談センターに問い合わせることになります。
しかし、相談したら的確な対応があるのか、大事をとって最大限の配慮をしてくれるのか、それが心配です。