感染症対策が後手後手なのはしょうがないとして、今後どうするかです

クルーズ船からまた、新たに39人の感染者が判明しました。

だからずっと言ってるように、一刻も早く全員を順次船から下ろし、別の施設で個別隔離しなくちゃ。

幸運にもまだ感染していない人を(そんな人がいるのかどうか分かりませんが)、確実に保護するためです。

検疫官にも感染者が出ました。これは今後の医療従事者の感染を予感させる、ショックな出来事です。

新型コロナウイルス感染者は、感染症指定医療機関における感染症病床に入院させる規定になっています。

しかし緊急その他やむを得ない場合、感染症指定医療機関以外の医療機関に入院させることが可能です。

厚労省はここに来て、その例外規定を強調するような通知を出しています。感染症病床が足りないからです。

となると、感染症指定医療機関以外の医療機関で医療従事者が感染しないか、それがいちばん心配になります。

件の検疫官は、マスクと手袋を付け、防護服は着用せず、乗客から質問票の回収作業等を行っていたとのこと。

ウイルスに感染したのは、マスクや手袋の外し方に問題があったんじゃないかと言う人もいます。

しかし検疫官に不手際があったとしても、それを誘発したのは膨大な仕事量に伴う過労ではなかったのか。

検疫作業の際に防護服を着用していなかったことが、今となっては悔やまれます。

その当時は、防護服など必要ないと、感染力を過小評価したということなのでしょう。厚労省の判断ミスです。

そんなことだから、感染者が出てもしばらくは乗客を船室で個別隔離せず、船内で自由に交流させたのです。

二次感染者が出てうろたえる、ド素人のような初期対応をした挙げ句が、いまの感染者数なのです。

まあ済んでしまったことは後日みっちり検証するとして、大事なのは今後です。

検査して下船なんてことを言ってたら、キリがないですよ。一刻も早く全員下船させ、地上で個別隔離です。

もちろん隔離施設は、前にも書いた「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3050.html" target="_blank" title="選手村">選手村</a>」です。もう選択の余地も猶予もありません。