世界の国々が、新型コロナウイルスに対する「水際対策」を強化しています。
米国は、中国滞在歴のある外国人の入国を拒否し、湖北省滞在歴のある米国人は2週間隔離するとのこと。
さすがに米国のやることは徹底しています。それと比べると、わが国の対応は数歩遅れていますね。
決して強毒性ではありませんが、感染者数がどんどん増えれば、いつか日本でも犠牲者が出るかもしれません。
われわれ医療従事者にとっては、院内感染を防ぐために、外来における水際対策も重要です。
効率を考えるなら、現時点ではやはり武漢や湖北省といったキーワードで判断するしかないかもしれません。
新型コロナウイルス関連の院内掲示物を作ろうと思っていたら、医師会からpdfファイルが提供されました。
ダウンロードしてみると、「患者さんへのお願い」というタイトルの掲示用資料がが2パターンあります。
その一方(1)には、武漢滞在歴や濃厚接触歴等があれば「受付にその旨お申し出ください」とあります。
もう一方(2)には、武漢滞在歴や濃厚接触歴等があれば「必ず事前に電話で相談してください」とある。
院内掲示用として(2)は不適切、ていうか手遅れ。なので(2)は、入口の外に掲示する必要があります。
一方で(1)を入口に掲示すると、そのまま受付まで入ってきてしまうので、外には貼らない方がいい。
ということで、入口には(2)だけ、受付には(1)だけを掲示する、という運用が正解。
などと、どーでもいいこと考えるヒマがあったら、もっと良いポスターを自分で作れよ、って話ですよね。