原発運転差し止め再び

伊方原子力発電所3号機は、運転差し止めの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2263.html" target="_blank" title="仮処分決定">仮処分決定</a>が<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2548.html" target="_blank" title="昨年取り消され">昨年取り消され</a>ましたが、再び運転差し止めです。

その理由は前回と同様、活断層が近いことと、阿蘇山が近いこと。

大噴火するかもしれない阿蘇山の潜在能力が「再評価」されたことには、地元民としても複雑な心境です。

前にも書いたように、火砕流に襲われた原発は、稼働中であろうとなかろうと、ひどいことになります。

原子炉は充分に頑丈だとしても、核燃料プールが脆弱であることは日本人ならみな知っています。

それに、原子炉周辺の設備が全て焼けてしまえば、全電源喪失は避けられません。

つまり、稼働中かどうかは関係なく、火砕流に襲われた原発はメルトダウンするのです。

それ以前に、伊方原発まで火砕流が到達するような破局噴火なら、九州はたぶん、全滅です。

住民1,200万人を含め、九州のすべての生物が死滅することでしょう。

九州にそのような壊滅的大惨事が起きた状況で、四国の原発を心配しようというのが、今回の決定です。

死滅した九州はそれっきりですが、メルトダウンした四国の原発の影響は、その後ずっと続きますからね。

今回の決定がそこまで考えた上でのものなら、まあ科学的で冷静な判断だとは思います。

ていうか、その前に、九州の原発はどうなのかって話です。