りんご病が警報レベル

「新型コロナウイルス」の感染が、ついに国内でも確認されました。

いつかは日本にも上陸するだろうと思っていましたが、予想外に早い展開ですね。

感染者が解熱鎮痛剤を服用して下熱した状態で入国すれば、水際で防ぐことができない危険も判明しました。

だいたい、成田空港の検疫のゲートなんて、面倒に巻き込まれないように皆さんテキトーに通過してますよね。

全国ニュースが新型コロナウイルス肺炎なら、熊本の今日のニュースは「りんご病(伝染性紅斑)」ですね。

熊本県では、今年第2週における定点あたりの患者数が2.0となり、りんご病は警報レベルに達しました。

昨年末にもけっこう流行していましたが、今年に入ってまた、勢いづいて増えている印象です。

頬が赤くなり、次いで前腕、さらに下腿に、モワモワッとしたまだらな赤味(レース状紅斑)が出てきます。

上腕や大腿、おなかに発疹が出る場合もあります。手足がベタッと赤く腫れることもあります。

冬なので寒くて顔の赤いお子さんは多いですが、りんご病の紅斑(発赤)は妙に境界が明瞭なのが特徴です。

りんご病の面白いところは、感染性があるのは紅斑が出る前までということです。

よく保育園等が「登園許可証」を求めてきますが、りんご病に関してはナンセンスですね。

だって、りんご病だと診断できるのは顔が赤くなってからですが、その時点ですでに感染力がないからです。

つまり理論上、りんご病と診断がついて、なおかつ登園ができないお子さんは(ほぼ)いないのです。

それなのに、昨日も今日も、りんご病の子の登園許可証を書きました。何だかなぁ、てな感じですね。