インフルエンザワクチンと他のワクチンとの同時接種を、当院では推奨しています。
今日も、MRワクチンや日本脳炎ワクチンをインフエンザワクチンと同時接種したお子さんが、数名いました。
インフルエンザは、この時期には誰もが気にしているワクチンです。
一方で定期接種ワクチンは、保健所からの勧奨ハガキが届いた直後でもない限り、接種のことを忘れがちです。
たとえばMRの第2期は、接種期限である年度末が近づいた今でも、未接種の方がけっこういます。
そういったお子さんへの定期接種を促す機会として、インフルエンザとの同時接種がうってつけなのです。
当院でのインフルエンザワクチンの接種は、原則として専用サイトからのネット予約で受け付けています。
ただし、同時接種がある場合には、ネット予約ではなく電話で予約してもらうことにしています。
前にも書いたように、他のワクチンとの同時接種は、ネット予約枠とは別の時間帯に行うようにしたのです。
これは、予約の詰まったインフルエンザワクチンの接種を、できるだけスムーズに実施するためです。
この方式は割とうまくいったと思いますが、問題があるとすれば、たとえば兄弟の同時接種のときです。
1人がインフルのみ、もう1人が同時接種あり、という場合に、兄弟が同じ時間帯に接種できないのです。
実際には、うまく調整してやりくりしていますが、そのようなケースがとても多く、今後の課題です。
全体を通してみると、10月上旬の接種予約率の低さが、毎年のこととはいえなかなか改善できませんね。
その時期だけ安くする「早割」の導入を考えたこともありますが、それはそれで混乱を招きかねません。
<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-390.html" target="_blank" title="料金の値引き">料金の値引き</a>は、いかに工夫したところで必ず誰かの不満を生み、苦情の元になるのです。経験済みです。