ローストビーフ

息子夫婦&孫が帰省してくるので、熊本空港まで迎えに行きました。

早めに現地到着して、いつものアプリで到着便の飛行状況を確認すると、まだ名古屋上空。早すぎましたか。

なじみの空港内を散策して時間を潰します。今年は出発15回、到着16回ほどお世話になった空港です。

気がつけば飛行機はようやく金峰山上空を旋回したようなので、寒風吹きすさぶ展望デッキに出ました。

西の空の雲から機影が現れました。ジワジワと近づいてきて着陸。 B787の逆噴射音が大きく鳴り響きます。

この着陸シーンを撮影しながらふと横を見たら、あと3人ほど、やはり動画撮影をしていた方がいました。

航空マニア風の方が一人、あとは多分私と同じで、身内(たぶん孫)が乗った飛行機だったのでしょう。

熊本空港に限らず、よほど巨大な空港でも、出迎えられ易くするためか到着口はかなり狭いですよね。

だから孫たちが降りてきたのを見逃すことはありませんでした。さあ、これから3日間、楽しくなりそうです。

そういうわけで話は飛びますけど、今日は久々にローストビーフを作ってみました。

以前、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2506.html" target="_blank" title="BBQ">BBQ</a>で作ったときには、とびきり上手く(美味く)できたのですが、今日はフライパンで初挑戦。

元々の肉が美味いかどうかも大事ですが、最大の重要事項は焼き加減、その温度管理に尽きます。

そこで秘密兵器、タニタのクッキング温度計を時々肉に刺しながら、各面を順次焼いていくわけです。

ところが、焼いても焼いても内部温が45度を超えません。感覚的には十分と思い、ついに火からおろします。

40分ほどアルミホイル&タオルで包んでなじませ、さて、切ってみるとこれが、意外とちょうどいい色合い。

温度計の表示よりも、自分の勘を信じて正解でした。これは何にでも言えることかもしれません。

「置き配」が心配

外出中にAmazonから「配送完了」のメールが届きました。

はて、自宅には誰もいないはずだけど、と思いつつメールを見ると、写真が添付されています。

いつも見慣れたわが家の玄関脇に、これまた見慣れたAmazonの段ボール箱が置いてある風景です。

なるほど。「置き配」ですか。そのような配送を依頼した覚えはありませんが、まあ、いいでしょう。

高額商品ならともかく、今回はカレンダーですから、盗まれてもたいした被害にはなりません。

しかし、あらためて考えてみると、勝手に置き配されたことには、疑問を感じます。なぜそうなったのか。

そういえば、発注時には「お届け日時指定便」でした。それ以外の配送法が選べなかったのです。

この指定日時に不在の場合は、再配達はせず、自動的に置き配になってしまうルールなのかもしれません。

配送日時を指定しておきながら不在だったという負い目が私にあるので、あまり強くは言えません。

調べてみると、Amazonは10月から、置き配を標準配送にする実証実験を、多治見市で行ったようです。

もしかすると今月は、熊本でも実証実験が始まったのか。あるいは既に、日本中で置き配が標準になったのか。

いずれにしても、今後は置き配が増えることは間違いなさそうで、それに伴ってトラブルも起きそうです。

荷物の盗難や破損でも無い限り、置き配そのものに私は目くじらは立てません。むしろ便利です。

でも置き配なら置き配と、発注時に許諾を求めるなり、少なくとも事前にメールしてほしかった。

盗難に遭っても補償があるかもしれませんが、補償されればOKという商品ばかりではありませんので。

年末大掃除中

書斎の片付けを始めました。年末大掃除の一環ですが、今年はわりと本格的です。

わが家では数日前から大掃除が始まっており、蛍光灯を交換した話はおととい書きました。

年末年始の休診に突入した今日、私も本格的な大掃除に参戦し、禁断の書斎掃除に取りかかったという次第。

形から入るタチなので、小物や書籍を片付けるためには、まず、環境整備を行うことを考えます。

朝からハンズマンに行き、アイリスオーヤマ等の収納グッズを見て回り、しかし買わずに帰宅しました。

なぜ買わなかったかと言えば、いちど頭を冷やすためです。本当に必要なのかと。

念のため、家人に相談してみます。「これこれの収納器具を買おうかと思うのですが」「却下」(即答)

なるほどつまり、書斎のガラクタを収納保管するのではなく、まずは断捨離を考えよと、そういうことですか。

目が覚めました。

今回は思い切って、勤務医時代の学会雑誌や研究会資料等を、すべて断捨離です。研修医時代から全部です。

途中でつい読んだりしてみても、書籍なら読みふけるところですが、大昔の学会雑誌では面白味に欠けます。

Mac関連の雑誌も、ざっと目を通しつつ、次々に束ねて紐で縛っていきました。

2005年以前のMac雑誌の記事って、MacとiPodのことばかりで、iPhoneのアの字もないのが不思議です。

引き出しや物入れの奥の方には、SCSIのHDDとかMOドライブなどが、いまだに保管されています。

いずれも、現在のMacには接続不可能な機器なのに、どうしても捨てられないのです。

5インチのフロッピーディスクが山ほど出てきました。珍しい8インチのディスクも出土しました。

その歴史的価値を考えると、やはり断捨離できず、今回もまた埋め戻しということになります。

出席停止期間のさじ加減

当院は今日が「診療納め」でした。明日から年末年始のお休みをいただきます。

そんな今年最後の診療日にもまた、インフルエンザに罹ったお子さんや大人が、何人も来院されました。

学校はすでにお休みですが、今後数日間は「出席停止」に準じて行動してもらわなければなりません。

本日発症の方は、たとえ治りが良くても、5日後の1月2日までは感染力があると考えていただきます。

したがって、たとえば公共の乗り物に乗ったり映画を観に行くのは、なるべく1月3日以降でお願いします。

「発症した後五日を経過し、かつ、解熱した後二日(幼児にあつては、三日)を経過するまで」

これが学校保健安全法施行規則による、インフルエンザ罹患後の出席停止期間の規定です。

簡単に言うなら、「発症した日の6日後以降で、かつ、解熱した3日後から登校できる」ということです。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-571.html" target="_blank" title="以前">以前</a>、どの時点をもって「発症」と見なすのか、という問題について書いたことがあります。

しかしそれと同様に、どの時点をもって「解熱」したとするのかという点も、実は微妙に問題となります。

最近の新聞記事に、「解熱した日はカウントせず、翌日から1日、2日と数えます」という記載がありました。

さらに、「熱が下がった時間帯は、カウントに影響しません」ともありますが、話はそう単純ではありません。

たとえば「朝起きたら熱が下がっていた」とき、解熱したのが朝なのか、未明なのか、前夜遅くなのか。

解熱したのが夜中の0時より前か後かで、登校できる日が1日違ってしまいます。

このようなケースで私は、子どもの全身状態を診て、解熱の日時を臨機応変に判定することになります。

インフルエンザにおける発症と解熱の時期は、丁寧な問診と診察によってケースバイケースで解釈すべきです。

出席停止期間は、法令の規定そのものは遵守しつつも、最終的には医師の裁量で決めるものなのです。

※文中で「解熱」とした部分は法令に準じた表記であり、私としては「下熱」と書きたいところです。

蛍光灯の交換

自宅のあちこちの電球(蛍光灯)を交換しました。年末なので。

ていうか正直に言えば、切れたまま放置していた電球が3カ所あり、このたびようやく交換した次第。

リビングの直管蛍光灯4本のうち1本と、キッチンの直管蛍光灯2本のうち1本。あと階段のダウンライトも。

どの電球も買い置きがなく、重い腰を上げて、しかも混み合う道を走って、近所の電器店に行きました。

行きましたが、蛍光灯がFL型だったかFLR型だったかがわからず、いちど帰宅して、確認して出直す羽目に。

こういうことは、きちんと準備してから出かけましょう。

わが家のLDKは、蛍光灯もダウンライトもすべて、温かみのある「電球色」で統一されています。

ハウスメーカーのオススメでそうしました。たしかに、夜に屋外から家を見ると温かい雰囲気に見えますね。

室内の雰囲気も温かいのですが、やや暗めにも感じます。10年住んでるのですっかり慣れましたが。

問題は、電器店に電球色の在庫が無かったことです。店員さん曰く「電球色はもう取り扱ってないですねぇ」。

マジですか。昼光色と昼白色の2択ですか。「丸形なら電球色ありますよ」って言われても何の意味もないし。

やむを得ず、本数の揃っていた昼光色を購入して帰宅。

電球色と昼光色が混在するわけにはいかないので、6本の蛍光灯をすべて交換。昼光色に一新されました。

さて、点灯してみるとこれが、部屋中が真っ白けのけ。ここはコンビニですか。

そこへ帰宅してきた家人から、当然のダメ出し。結局、全部取り外して、元に戻しました。

その後、Amazonで電球色の蛍光灯を発注したわけですが、Amazonでも電球色の扱いはわずかでした。

LED照明への置き換えが進んでいることは承知しています。でも真っ先に電球色がの在庫がなくなるとはね。

おまかせブログ

考えが<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1560.html" target="_blank" title="煮詰まって">煮詰まって</a>(←誤用)もう頭が回らなくなり、思考が暗礁に乗り上げることがありますよね。

そんな状況を表す、うってつけの言葉を見つけました。「脳座礁」。すみません。病名で遊んじゃダメですね。

でも私の場合、ブログがどうにもまとまらなくなって、夜の11時台にしばしば座礁します。

ついには、まとまりのないまま投稿してしまう夜も(よく)あります。投稿拒否だけはできないタチなのです。

座礁よりも困るのは、漂流です。右を向いても左を見ても、ネタの手がかりすら見いだせない大海原。

フラフラ漂いつつも、0時前になんとかどこかの陸地にたどりつくという、きわどい夜もあります。

しかし陸と思ったのは難破船か、いかだやドラム缶の可能性もありますが、とりあえずしがみつきます。

この程度の文章なんて、適当にキーワード入れたら勝手に作文してくれるアプリも、ありそうな気がします。

あらかじめ過去の拙ブログをAIに学習させておけば、あとは「お題」を与えるだけで書いてくれませんかね。

そのお題すら思いつかない日は、「おまかせ」ボタンをクリックして、AIにすべてお任せしましょう。

なんなら、毎晩自動的にブログを書いて投稿してくれると助かります。私はもはや「読者」です。

でも、さすがに投稿前には、形ばかりの筆者(=私)が、一度目を通しておくべきでしょうかね。

「今日もまた、つまらんなぁ」などとつぶやきつつ、結局そのまま投稿ボタンをクリックするのでしょう。

てな感じで、今夜漂着したのが本稿です。マヨネーズの空きボトル程度のネタにしがみついてます。

接種間隔の制限撤廃へ

「異なるワクチンの接種間隔」についての規定が、ようやく見直されることになりそうです。

予防接種法の一部改正(案)に関する「パブリックコメント」募集案件が、昨日厚労省から出されました。

現行の「予防接種法第5条第1項」で規定された、ワクチンの接種間隔をまとめると、こうです。

(1)不活化→不活化 :7日間隔

(2)不活化→生 :7日間隔

(3)生→不活化 :4週間間隔

(4)生→生 :4週間間隔

これが、以下のように、シンプルになりそうです。

(1)不活化→不活化 :間隔に制限なし

(2)不活化→生 :間隔に制限なし

(3)生→不活化 :間隔に制限なし

(4)生→生 :4週間間隔(注射生ワクチンの場合のみ。経口生ワクチンの場合は間隔に制限なし)

注射による「生ワクチン→生ワクチン」のときだけ4週間間隔で、それ以外はすべて制限が撤廃されます。

画期的と言えば画期的ですが、諸外国では当たり前の規定。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2944.html" target="_blank" title="日本が遅れている">日本が遅れている</a>だけです。

でもこれで、例えばMRワクチンを接種した翌日に、インフルエンザワクチンの接種ができるようになります。

ロタウイルスワクチンは、他のワクチンの接種日程とは無関係に、接種日を設定することもできます。

厚労省が、現行の(1)〜(3)の制限を撤廃する理由が、ウケます。科学的根拠がないからだと。

いやいや。何年も前からわかってたことなのに、今ごろになってどうしちゃったの厚労省。ま、いいけど。

「令和婚」で少子化?

今年の出生数が86万4千人と見込まれることが明らかになりました。想定を上回る少子化が進んでいます。

それと同時に人口の自然減も加速しており、今年初めて50万人を超えそうです。

「毎年、鳥取県が消えるぐらいの人口減」という例え方も耳にしましたが、ちょっと鳥取県の方に失礼ですね。

出産・育児と仕事との両立の難しさがその根底にあるとされていますが、少子化の要因は複合的です。

直接的には、出産年齢の女性が減っていることが問題でしょう。

今年子どもを産んだ私の長女は平成元年生まれですが、その平成元年の出生数は約124万人でした。

この124万人というのは、それ以前に比べるとすでに少なく、そのために現在出産年齢の女性が減っています。

そして86万人に減った世代から将来生み出される子どもの数は、さらに確実に減ることは間違いありません。

人口が減れば出生数が減り、ますます人口が減るという悪循環に陥ります。ていうかもう、陥っています。

この悪循環を断ち切るためには、出生率を少々回復させるだけでは足りません。

若い女性の数が減っている状況で出生数を増やすためには、かなり思い切った出生率のアップが必要です。

今年予想外に出生数が減ったことを厚労省は、改元を待って結婚した人が多かったためだと分析しています。

そうかもしれませんが、問題はソコじゃない。どうして問題を、すぐ都合のいい方に持って行きますかね。

来年の出生数が今年より少し増えたとしても、何の解決にもなりませんから。

インフルと同時接種

インフルエンザワクチンと他のワクチンとの同時接種を、当院では推奨しています。

今日も、MRワクチンや日本脳炎ワクチンをインフエンザワクチンと同時接種したお子さんが、数名いました。

インフルエンザは、この時期には誰もが気にしているワクチンです。

一方で定期接種ワクチンは、保健所からの勧奨ハガキが届いた直後でもない限り、接種のことを忘れがちです。

たとえばMRの第2期は、接種期限である年度末が近づいた今でも、未接種の方がけっこういます。

そういったお子さんへの定期接種を促す機会として、インフルエンザとの同時接種がうってつけなのです。

当院でのインフルエンザワクチンの接種は、原則として専用サイトからのネット予約で受け付けています。

ただし、同時接種がある場合には、ネット予約ではなく電話で予約してもらうことにしています。

前にも書いたように、他のワクチンとの同時接種は、ネット予約枠とは別の時間帯に行うようにしたのです。

これは、予約の詰まったインフルエンザワクチンの接種を、できるだけスムーズに実施するためです。

この方式は割とうまくいったと思いますが、問題があるとすれば、たとえば兄弟の同時接種のときです。

1人がインフルのみ、もう1人が同時接種あり、という場合に、兄弟が同じ時間帯に接種できないのです。

実際には、うまく調整してやりくりしていますが、そのようなケースがとても多く、今後の課題です。

全体を通してみると、10月上旬の接種予約率の低さが、毎年のこととはいえなかなか改善できませんね。

その時期だけ安くする「早割」の導入を考えたこともありますが、それはそれで混乱を招きかねません。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-390.html" target="_blank" title="料金の値引き">料金の値引き</a>は、いかに工夫したところで必ず誰かの不満を生み、苦情の元になるのです。経験済みです。

ブログ投稿3,000回

当ブログは今日で、通算3,000エントリーとなりました。燦然と輝く投稿数というのは、こういうことです。

ちなみに、最初の1,000回には6年1カ月を要しましたが、次の1,000回は約2年9カ月で達成しました。

お気づきの方もいるかもしれませんが、約2年9カ月というのは1,000日のことです。

したがって、2,001回から今日までの期間も約2年9カ月です。

なにしろ2012年4月16日から今日まで、2,807日連続で投稿していますから、こういうことになります。

さてこの状況を、どのような言葉で表現してみましょうか。

「塵も積もれば山となる」

素直にそんな気持ちです。ただしその「山」という状態に意味はなく、単に「積もったなぁ」という感慨。

「雨垂れ石を穿つ」

主旨は好きな言葉ですが、「雨だれ」に主体性がなく、どちらかと言えば受け身なところがあと一歩です。

「一念岩をも通す」

いえ、それほどの「念」もなく、ただ投稿をやめられないだけ。一種の「中断恐怖症」なのです。

「精神一到何事か成らざらん」

だから、そこまでの強い精神ではないのです。ただ時々「投稿依存症」的な気持ちにはなります。

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」

結果的には、当ブログの連続投稿をいちばん言い当てているかもしれません。ただ、書いて来ただけですけど。

とりあえず、「石の上にも三千回」ですか。