どっこいしょ

特集記事 「『どっこいしょ』を考察する」

第1部:「どっこいしょ」の言語学的考察

・「どっこいしょ」って、そもそも何?

・「どっこいしょ」の語源を古代まで探る

・正しい「どっこいしょ」アクセントは?

・派生語「どっこらしょ」が生まれるまで

・海外版「どっこいしょ」あれこれ

コラム:「どっこいしょ」は、サンスクリット語だった!?

第2部:「どっこいしょ」を科学する

・「どっこいしょ」は必要か

・「どっこいしょ」の有効性を検証する

・「どっこいしょ」と筋電図

・ヒアルロン酸に抗「どっこいしょ」効果はあるのか

コラム:ロコモと「どっこいしょ」

第3部:「どっこいしょ」の周辺

・「どっこいしょ」に、どんな漢字を当てますか?

・「どっこいしょ」禁止ゲームが楽しい

・接頭語「うんとこ」と接尾語「のしょ」の使い方

・まるで意味が違う「どっこいしょ」と「よっこいしょ」

・「よっこいしょーいち」を商標登録していた、まさかのあの会社

コラム:横井さんと小野田さん

てな感じの雑誌が出たら、即買いします。

「嵜本」オープン

「嵜本」という食パン専門店が、本日、わが家の近所にオープンしました。

このような「高級食パン専門店」カテゴリーの店が、近年熊本には何店も出来ています。

熊本の人って、そこまで食パン好きでしたっけ? 一時のブームで終わらなきゃいいんですけどね。

その立地というのが、近所では人気のパン屋さん「石窯パン工房フルニエ」の真向かいなので驚きます。

建築中に、いったい何ができるのか気になって工事の人に尋ねたら、「テナントなんでわかりません」と。

で、窯を開けてみたら、じゃなくてフタを開けてみたら、まさかのパン屋さん。

開店時刻を少し過ぎて行ったら、2斤サイズは売り切れていました。朝から並ばなきゃダメだったようです。

28mm厚の1枚入りパッケージはまだ売れ残っていたので、それだけを数枚購入。1枚約300円。高い!

ともかく、味見です。まずは、生で食べてみると、え〜っと? では、トーストなら・・・う〜ん。

ていうか、私はそれほど食パンを食べる人間ではないので、正直どうでもいい話なんですけど。

チーズダルト専門店「PABLO」が、近所のゆめタウンの中にできましたが、賑わったのは最初だけでした。

最近はいつ行っても(めったに行きませんが)、たいてい閑古鳥が鳴いてます。

と思ってたら、嵜本はPABLOの創業者が、新ブランドとして全国展開している食パン専門店なんですね。

近隣のPABLOの売れ行き(の低下)を知った上での出店なのでしょうか。その戦略が心配になります。

キーをパチパチ叩く

Appleが発売した新型MacBook Pro16インチモデルは、やはりキーボードが刷新されました。

現行機種が装備している「バタフライキーボード」が、概して「不評」なのです。私は意外と好きですけどね。

「パチパチという音がうるさい」「ゴミが詰まって故障しやすい」、というのが一般的な悪評価。

けれど私は、その「パチパチ」「カチカチ」した硬質な感じが、けっこう気に入ってます。うるさいけど。

「ゴミは適宜掃除すればいい」というのが、私の考え方。

で、最初はキーボード用のUSB掃除機を買ったのですが、これがぜんぜん、ダメ。吸引力ほぼほぼゼロ。

なので今は、マキタのコードレス掃除機を使っています。家庭用の一般的な掃除機なので、メッチャ強力です。

マキタの掃除機は、ダイニングの私の定位置の右脇の、ワインセラーの横にいつも立っています。

気が向いたらすぐに、ダイニングのイスにすわったまま、サクッとキーボードを掃除することができます。

難点は、掃除機の音がうるさいこと。ソファで寝ていた愛犬・花ちゃんが、すくっと起きて猛然と吠えます。

動物が吠える声の周波数に近いのでしょうか、よほどその音がカンに障るようで、敵意むき出しです。

ちなみに私のMacBookは、静かな場所で使っていると思いのほかパチパチと甲高い音が響きます。

航空機内等でもパチパチやってるので、少々ヒンシュクを買っているかもしれません。

冬の当番医

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2764.html" target="_blank" title="春の10連休のとき">春の10連休のとき</a>以来、約半年ぶりの休日当番医でした。

インフルエンザシーズンに当番医になると、予想していたこととはいえ、高熱の方がドッと押し寄せます。

ただし今日の場合、インフルエンザ以外の、アデノウイルスや溶連菌感染や胃腸炎も目立ちました。

来月あたり、本格的なインフルエンザ流行期に入れば、これがインフルエンザ一色になるんでしょうね。

そうなのです。インフルエンザの大流行時期には例年なぜか、他の疾患が減ります。

まるでインフルエンザウイルスが、他の感染症の病原体を駆逐したように見えます。

おそらく、インフルエンザがうつるのを恐れて、軽微な疾患で医療機関を受診する人が減るのでしょう。

なるべく受診したくないので薬だけもらえないかという、初診の方の困った電話相談もときどき受けます。

さすがに初診の方に無診療処方は無理です。再診の場合でも、そのような処方はきわめて限定的です。

当院では、インフルエンザの疑いのある患者さんは、一般の方とは別の部屋で診察しています。

診察の直前までは駐車場の自家用車の中で待っていただき、時間が来たら裏口から診察室へご案内します。

廊下でも一般の患者さんとはすれ違わないように、職員が患者さんの動線を厳密にコントロールしています。

これはインフルエンザに限りません。水痘やおたふくかぜや溶連菌感染など、他の感染症でも同様です。

そのようにして、来院者が院内で感染することのないよう、最大限に配慮しているのです。どうかご安心を。

大腸ポリープ消失

完璧な準備によって極めてスムーズな腸管洗浄ができたおかげで、昨日の人間ドックは超快速・腸快適でした。

その前夜には寒気がして、健診の直前にインフル発症かと心配しましたが、単に寝室が寒かっただけでした。

待合室で他人の問診をそれとはなしに聞いていたら、胃腸の検査は生まれて初めてという初老の方がいました。

そのほかにも、胃カメラは3年ぶりだが大腸検査は今回が初めてだと言う問診も、丸聞こえてきます。

ああいう混み合った場所で、既往歴やら検査歴やらを根掘り葉掘り尋ねるのも、いまどきどうかと思いますね。

そういえば、昨年の検査で指摘されていた大腸ポリープが、昨日は1個も見つかりませんでした。

どうやら「消えた」ようです。私はこれを、ブロッコリーの抗腫瘍効果だと見ています(個人の意見です)。

私が<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-68.html" target="_blank" title="毎晩ブロッコリー">毎晩ブロッコリー</a>を1株食べるようになって、いったい何年経つのか。

5年ぐらいかと思ってましたが、調べてみたら9年近いようです。われながら驚き、呆れます。

それ以前の私にとっては、ブロッコリーと言えば何かの「付け合わせ」でしかなく、しかも残していました。

あるいは、映画『007シリーズ』のプロデューサーが、アルバート・ブロッコリだというぐらいです。

今ではほぼ毎晩、ブロッコリーを1株食べていますが、正確に言えば、一部は愛犬・花ちゃんが食べています。

花ちゃんはブロッコリーが大好きで、けなげにも私の横にお座りしてヨダレを流して待っているのです。

食べ過ぎない程度に与えていますが、毎晩食べてもいまのところ体調に悪影響はなさそうです。

もちろん私の体調も、すこぶる良好です。抗酸化・抗腫瘍効果にも、けっこう期待しています。

インフル流行かなり早い

インフルエンザが、全国的な流行期に入ったようです。過去20年では2番目に早いペースとか。

その1番早かったのは、2009年の「新型インフルエンザ(AH1pdm09型:H1型)」大流行のときです。

現在流行中のインフルエンザのウイルス型は、ほとんどがA型。しかも「H1型」のようです。

近年のA型インフルは、「AH3型(H3型:A香港型)」と「H1型」が交代で流行するパターンでした。

4年前は、1月から「H1型」の流行が始まり、その後B型は出ましたが「H3型」は出ませんでした。

3年前は、11月から3月頃まで、ほぼ「H3型」一色でした。

ところが2年前からは、両方の型のA型インフルエンザが、1カ月程度の時間差で流行するようになりました。

2年前も昨年も、12月から「H1型」が流行し始め、1月以降は徐々に「H3型」に変わるパターン。

シーズン途中で両方の型の流行が混在し、全体としての流行のピークは1〜2月にひとつでした。

さて、今シーズンも「H1型」から流行が始まっていますが、過去数年と比べて1カ月以上早いですね。

もしも「H3型」の流行が例年通り1月以降に始まるとすれば、A型流行のピークが2つになるかもしれません。

2つのA型インフルエンザが間隔を空けて流行すると、全体としてかなり長期間の流行になるかもしれません。

1シーズンに2回罹患してしまう人が増えたり、学級閉鎖の日数が増えたりする可能性も出てきます。

残念ながら、一方のA型に罹っても、もう一方のA型インフルエンザの免疫は獲得できません。

両方の免疫を同時に獲得できるのはワクチン接種だけです。ワクチンだと、B型の免疫も付くのでオトクです。

Facebookまだ利用中

Facebookは、実在しない人物や組織を装った偽アカウントを、今年7~9月だけで17億件削除したとのこと。

1〜3月にも22億件の削除をしたそうなので、このペースだと年間に100億アカウント近いじゃないですか。

え〜っと、世界の人口って何人でしたっけ?

一定のアルゴリズムによる自動削除なんでしょうけど、それにしても莫大な数ですね。

偽アカウントのうち99.7%は、利用者からの報告がある前に削除したといいます。

ということは、0.3%は利用者からの報告を基に、人力で削除したということなのでしょうか。

17億の0.3%って、いくらですか。ケタ数が大きすぎて即座に暗算できませんが、500万ぐらい?

この500万アカウントについては、手作業で削除したというのでしょうか。それもまた果てしない作業ですが。

そもそもFacebookの全アカウントのうち、正しいユーザーって、いったい何人ぐらいいるんでしょうね。

もやはネットは、デマ情報や詐欺サイト、フェイクニュースにフィッシングメールであふれかえっています。

だます側はどんどん巧妙になるので、Facebookがどのように工夫したところで、後手後手に回るのでしょう。

その偽アカウントにだまされる以前に、Facebookは広告がやたら多くなって邪魔なんですよね。

おまけに、人数が増えて巨大になったグループは、だんだん「荒れて」くるし。

真摯な討論は嫌いじゃないですが、誹謗中傷や揚げ足取りの会話の応酬を見てると、逃げ出したくなります。

とは言え、Facebookは言論活動の有用なインフラですから、上手に利用すればいいのでしょう。

そんなわけで当ブログは、Facebookでリンクをシェアする形でも、細々と発信しているわけです。

大腸検査前の裏技

お食事中の方は、念のため今日のブログをこれ以上は読み進まないよう、最初に申し上げておきます。

さて、2日後の金曜日に、人間ドックで大腸検査をします。大腸がん検診として私が毎年している検査です。

あれの何が大変かって、前処置ですよね。大量の下剤内服と、何度も排便を繰り返すトイレ行脚です。

検査当日は、下剤が良く効いて腸内が十分にきれいになった者から順に、検査を受けることができます。

昨年私は、何人かの被検者の中では最初に検査を受けることができ、以後すべての待ち時間が最短でした。

このような栄冠を勝ち取るためには、実は周到な準備がありました。そして今年も同様の準備で臨んでいます。

あらかじめ検査センターから、下剤類とともに、検査前日に食べる「低残渣食」3食分が届いています。

低残渣食とは、食物繊維を少なくし、消化管に負担を掛けないように調整した食事のことです。

要は、食べても「便」になりにくいように工夫された食事とも言えます。

この低残渣食を、検査の前日に3食摂るような指示ですが、私はこれを2食分前倒しすることにしました。

まず今夜は、明日の朝と昼に食べる予定の低残渣食2食分を、まとめて食べました。

明日の早朝には、本来は明日の夕方摂る予定の低残渣食を食べます。その後は検査までずっと絶食します。

要は、検査前の24時間には、固形物を何も食べないということです。これが私の裏技、または奥義です。

もちろん、一般の方にオススメできる方法ではありません。よい子はマネしないでくださいね。

採点準備は万全

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2957.html" target="_blank" title="大学入学共通テスト">大学入学共通テスト</a>」の記述式問題は、問題と正答例が、採点業者に事前に知らされる仕様だそうですね。

それどころか、この業者(株式会社 学力評価研究機構)は、正答例や採点基準の作成にも関与するようです。

なんだ、そうですか。50万人分の記述式答案の採点をどうするのか心配してましたが、杞憂でしたね。

採点業者が前もって問題を吟味し、正答例を作り、採点基準を作り、基準通り採点する。これなら安心です。

その業者のサイトには今日付で、「『国語・数学の記述採点』に関する準備状況について」とありました。

これがなかなか興味深いので、以下に要約してみました。

「採点の体制」

・2人の採点者が独立して採点を行い、採点結果が一致する場合は、3人目の採点者が結果の正しさを確認する

・2人の採点者の採点結果が異なる場合は、上位採点者が採点し、必要に応じてさらに上位の採点者が採点する

「採点の工程・仕組み」

・採点者は、教員や講師等の経験者を含む、大学・大学院の学位取得者又は在籍者

・採点マニュアルは、個人の主観による判断が入る余地をなくし、統一した採点ができるようにする

・すべての解答用紙をスキャンして PC 画面上で採点する「デジタル採点方式」を取り入れる

約60億円で落札されたこの「採点事業」は、約1万人の採点者を使って行われるそうです。

学生も採点者になり得ますが、個人の主観による判断が入る余地のない採点マニュアルがあるので、心配無用。

でもね、ここまで苦労して採点してでも記述式問題を導入しなければならない理由って、何なのでしょう。

採点しやすい短い文章を書かせることが、マークシート方式よりもどれほど優れているというのでしょう。

い抜き言葉?

「早っ!」

診察室で緊張して固くなっている子どもが、スムーズに診察が終わった瞬間に、こう言いました。

イヤな検査や痛い処置もなく診察が終わり、ほっと安堵感から出てきた、いかにも今風の言葉ですね。

思いのほか早かったことを大げさに驚いて見せる、テレビ等でよく聞く表現です。私も時々、口にします。

驚きを表す言葉は、短く瞬時に発音できるものほど、そのホットな気持ちを強く表現できるのでしょう。

「寒いっ!」よりも「寒っ!」、「スゴいっ!」よりも「スゴっ!」なのです。

このような表現は「語幹用法」の範疇に入るのかもしれませんが、「い抜き言葉」と呼んでもいいですかね。

たとえば「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1708.html" target="_blank" title="ら抜き言葉">ら抜き言葉</a>」は、すでに市民権を得つつあります。

単に短くて言いやすいだけでなく、尊敬や受け身と可能表現を明確に区別できるという利点があるからです。

「い抜き」にそのようなメリットはありませんが、い抜き言葉には勢いがあるのが特徴です。

「言葉のゆれ」はおおむね発音しやすい方向に向かうので、い抜きもやがては一般化するかもしれません。

あ、待てよ。本来の「い抜き言葉」は、「書いている」→「書いてる」のような表現のことでしたっけ?

文字数を減らせるので、原則として1文を1行で書いてる当ブログでは、こっちの「い抜き」は重宝してます。

ということで、何が言いたいのかよくわからなくなりました(いつものように)。寝よっ。

あっ!(と、ガバッと布団から起き上がるイメージで)。「寝よっ」は「う抜き」か。